チェックシャツと同様にチノパンもダサいと言われることが多いアイテムです。
⇒チェックシャツがダサいオタクの代名詞にされている件について反論してみる
大体はチノパンはダサいから黒スキニーを穿こうという主張になってますね。
特にMBさんやげんじ君が黒スキニーをオススメするようになってから、この論調が増えてきていると思います。
果たして本当にチノパンはダサいのでしょうか?今回はこの意見に反論していきます。
目次
チノパンがダサいと言われる理由
チノパンがダサいと言われる原因としてよく挙げられる項目はこんな感じ。
- 太さが中途半端
- ベージュなどの明るい色が多い
- ダボッとした感がある
これに対して黒スキニーの利点は・・
- 細くてコーディネートしやすい
- 色は黒でシック
- スタイリッシュ
というところでしょうか。
チノパンはデメリットだけを挙げ、黒スキニーはメリットしか挙げていません。
ファッション以外でもそうですが、1つの角度からしか見ないのであればこうなります。
ですが見方を変えることで短所は長所になることも忘れてはいけません。
1つずつ反論していく
ではチノパンのデメリットとして挙げられた項目について、1つずつ反論していきます。
太さが中途半端
これは何にでも応用の効く万能な太さだと言えます。
黒スキニーを推している人はIラインとYラインしか見ていません。というか細すぎるのでそれしかできない。
シルエットはあくまでトップスとボトムスのメリハリです。極端に細いor太くなければいけないということはないのです。
ベージュなどの明るい色が多い
一般的にチノパンと言うとベージュというイメージです。
チノパンの起源はイギリス陸軍にあると言われています。
元々白の生地を使っていたのですが、汚れやすく敵にも見つかりやすい。だから土色に染めたという逸話があります(諸説あり)。
ですがお店でよく見てください。ベージュの横にちゃんと黒やネイビーなどが並んでいますから。
個人的な感覚だとベージュとそれ以外の色の割合は半々くらい。
なら黒やネイビーを選べばイイだけの話です。難易度の高いベージュに手を出す必要はありません。
ダボッとした感がある
ダボッとしているからイイのです。何でもかんでもスタイリッシュであるべきという意見は偏見でしかありません。
シワや生地の余りがちょっとブサイク、だからこそカワイイ。この余りが大人の余裕に繋がります。
それにちゃんとしたブランドであればダボッとした感は出しつつ、歩いた時の布の流れがキレイになるように作られています。
年齢による好みの違い
個人的にパンツというのは年齢による好みの違いが出やすいアイテムだと思っています。
チノパンではなく黒スキニーを穿けと言っている人達は、大抵が20代であることが多いです。
この年代ってとにかくカッコイイものが好き。アメカジよりもヨーロッパ的なクリーンな感じやモードを好む傾向にあります。
だからチノパンのように野暮ったさのあるアイテムはスケープゴートにされがち。
ですが30代以上の男性にとっては年相応の大人っぽさも必要です。
黒スキニーの第1論者的なMBさんでさえも、普段は他のパンツを穿くことの方が多いくらいです。
黒スキニーはあくまで初心者の人にとってコーディネートが簡単というだけなのです。
黒スキニー論者が見落としているデメリット
黒スキニーを主張している人達はいつもメリットしか挙げません。
というか黒スキニーの圧倒的な2つのデメリットを見落としていると言えるでしょう。
色落ちに対する許容レベルが低い
黒という色は色落ちが目立つ色です。これはチノパンでもスキニーでも変わりません。
安いブランドであれば最初の洗濯で水が墨樹のようになりますね(リドムとか・・)。
ですが同じ色落ちであっても許容できるレベルに差があります。
チノパンであればワークパンツなので、色落ちがイイ感じの味になります。むしろ洗ってからが本番と言えるでしょう。
反対にスキニーパンツにおいては色落ちがただの使用感にしかなりません。
スタイリッシュさが売りなのに、洗うたびにそれが霞んでしまいます。
ポリウレタンの有無
ポリウレタンの有無も長く使う上では大きな問題となります。
チノパンの場合、中には入っているものもありますが、大抵は綿100もしくは綿65ポリエステル35になります。
これがスキニーになるとポリウレタンが最低でも2%、多い場合は10%ほど入ることがあります。
そもそもポリウレタンを入れないと細すぎて足が曲がりませんから。
ここで注意しなければいけないのが、ポリウレタンが地雷素材であるということ。
2~3年で加水分解するため、伸びた部分が戻らなくなります。
⇒ポリウレタンの特徴と経年劣化について。ストレッチデニムは要注意!
結局、上の色落ちの件と合わせて、長期の使用に耐えれないアイテムだということです。
おすすめのチノパンブランド
とりあえずこれを穿いときゃ間違いないというブランドを選んでみました。
ディッキーズ
アメリカのキングオブワークパンツ。もはやどこでも売っていますね。5000円程で買うことができます。
だからと言って舐めちゃいけない。多くのデザイナーズブランドがコラボアイテムを出しているくらい優秀です。
最大の特徴は綿65ポリエステル35の混紡生地。丈夫で汚れにくく、縮みにくいという性質を持ちます。
定番は太目の874。ジャストで穿けばトラウザーっぽくなりますし、サイズを挙げればストリートにもワークにも穿くことができます。
⇒ディッキーズのパンツの正しい買い方。店舗とネット・サイズ感について
ヤエカ
こちらは日本のデザイナーズブランドです。品質にこだわったもの作りが特徴。
シンプルでミニマルな雰囲気のチノパンを得意としています。ワークすぎるテイストが嫌な人はこちら。
細いのから太いのまで色々な種類を展開しています。色も5色ほどあったりと中々選択肢が多い。
価格は2万円くらいしますが、しっかりとその良さを感じられるアイテムになっています。
⇒ヤエカの説明書:ブランドの特徴や評判・定番商品・サイズ感について解説
まとめ
以上、チノパンはダサいから黒スキニーを穿けという意見に反論してきました。
個人的にはやはり30代以上のメンズのパンツには、ある程度の太さが必要だと思っています。
⇒黒スキニーに囚われる必要なんかない。30代メンズには太さも必要
ちなみに今使っているチノパンはこんな感じ。
- ディッキーズ
- コムデギャルソンオム
- ネセサリーorアンネセサリー
いくつか持ってるズッカのチノパンは太って穿けなくなりました(´;ω;`)ウゥゥ。
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