普段、古着を買っていると本物かどうか心配になることはありませんか?
特に人気ブランドともなると大量に偽物が出回っているという噂もあります。ネットで「ブランド名 偽物」で調べると見分け方の情報がたくさん。
そこで今回はブランド古着を扱う大手古着屋さんにどのような偽物対策をしているか聞いてみました。
聞いてみた項目
今回聞いてみたのは以下の4点です。回答に時間がかかると思ったので、HPのお問い合わせコーナーから質問しました。
- 有名ブランドを専門に鑑定する部署があるか
- 一般的なデザイナーズブランドは店頭での判断のみか
- 買取を担当する店員には偽物に対する社内教育があるのか
- どれくらいのキャリアがあれば買取担当になれるのか
大手ブランド古着屋さんの偽物対策
メールでの回答から意味が変わらない範囲で抜粋&改変しています。
基本的に回答があった項目以外は社外秘ということで教えてもらえませんでした。
ゾゾユーズド
- 真贋専門の部署があり、教育プログラムやテストなどを経た専任の担当者が判断している。
セカンドストリート
- 真贋専門の部署があり、その専門部署から販売可能とされている商品のみ店頭に出している。
- 買取に関しては店舗にマニュアルが配布されており、専門知識が無くても査定ができるようになっている。
- 買取スタッフになるには元々の知識やパソコンスキルなどによりかなり前後する。バイヤーテストに合格した者のみ1人での査定が可能になる。
ラグタグ
- 真贋専門の部署があり、店頭で買取したブランドや品物によってはそこの担当者を介して判断している。
- 偽物に対する知識を教える社内教育を行っている。
- バイヤーは勤務歴ではなく、社内試験をクリアした者にのみ資格が与えられる。
ベクトルパーク
- 並行輸入品市場での“偽造品”や“不正商品”の流通防止を目指す民間団体、日本流通自主管理協会(略称AACD)に加盟している。
カインドオル
- 無回答。
トレファクスタイル
- 日本流通自主管理協会に加盟し情報共有を行っており、社内専門部署が社員の教育にあたっている。
- 買取担当になるタイミングについては社員の適性により異なる。
個人的な感想
有名ブランド(ハイブランド)などは偽物かどうかを判断する部署があるみたいですね。
やはり偽物を売ってしまっては会社の評判に関わるため、力を入れているのでしょう。
しかしながら問題なのは一般的なデザイナーズブランドです。これらは数が多いので専門部署を経由していない可能性が高いです。
店頭での判断といっても日々の入荷量と人的リソースを考えると到底マニュアルだけでは対応しきれません。
特にストリート系で人気があり古着価格も高いブランドは要注意です。シュプリームはもちろんのこと、FCRBなんかも気を付けた方がイイかもしれません。
これがソフネット辺りになってくると、古着価格が一気に落ちるので大丈夫そう。
また服好きしか知らないようなドマイナーブランドも安心してイイと思っています。
まとめ
以上、大手ブランド古着屋さん各社の偽物対策について書いてきました。
消費者側が取れる対策としては、偽物の多いブランドはなるべく買わないということが正解なのかなと。
特に簡単に作ることができるロゴTシャツなんかは要注意です。
普段買っているブランドならある程度知識があるので、これが一番安全なのかもしれませんね。
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