増税前のセールでついにダナーライトを購入しました。
ずっと欲しかったのですが、いつでも買えるというだけあって中々購入には至らず。
今回10%OFFされていたので、「エイヤ!」と思って勢いで決めた感じです。10%OFFでも6000円引きなので結構大きいですよね。
今回はそんなダナーライトを実際に履いてみて思ったことを書いていきます。
目次
ダナーライトとは
1932年に創業したアメリカブランドであるダナーの定番ブーツです。年代によってⅠ~Ⅲまであります(現在はⅠがメイン)。
ダナーライトを一言で表すと街履きからアウトドアシーンまでどこでも使えるトレッキングブーツという表現がピッタリ。たださすがに本格的な登山には向きません。
釣りとかキャンプとかのライトなレジャーで使っている人が多いです。
最大の特徴はその見た目にあります。サイドの部分がゴアテックスになっており、完全防水を実現しています。
今でこそゴアテックスを使ったブーツは普通にありますが、当時は技術的にかなり難しかったみたいですね。
メインとなる色はカーキ・ブラック・セダンブラウンの3色。その他スエードやヌバックを使用したもの、デザイナーズブランドとのコラボ商品など、探せば色々あります。
買ったダナーライトはこちら
大定番のカーキと迷ったのですが、使いやすさを考慮してブラックを購入。単純にカッコイイですし。
クリームを塗る時にゴアテックス部分にハミ出しても、同じ黒だから目立たないというのも決め手となりました。
でもカーキもオススメです。見た目以上に合わせやすいですよ。セダーブラウンはちょっとカジュアル感が強くなります。
横から。同じ黒でもレザーとゴアテックス部分では色合いが違うのが分かります。
ゴアテックス部分は外側がナイロンの2重構造。しかも通常のナイロンの7倍の強度があるコーデュラナイロンが使われています。
アメリカ製を示すためのタグ付き。
つま先。太くもなく細くもない絶妙なライン。
ゴアテックスのプレートが付いています。私はこのままにしていますが、人によっては外す人もいるみたいです。
シュータンにダナーの刻印が押されています。
ハトメは8ホール。その内、上3つがフックになっています。
上から見るとこんな感じ。
サイズを示すシールが貼ってあります。
インソールはありません。フィット感を上げるために袋縫いで縫われています。ここはニューバランス1400と同じですね。
土踏まず側から。
ヒール部分にもダナーの刻印が。
ステッチダウン製法で作られています。もちろんソールの張替も可能。
ソールは3層構造。真ん中の固いスポンジみたいな部分がクッション性をUPしています。
一番下のソールにはグリップ性に優れたビブラムソールを採用。
ダナーライトを実際に履いた感想
歩きやすい
ダナーライトを選んだ一番の理由がこれです。とにかく歩きやすいです。
革靴を履いているという感覚がありません。普通のスニーカーと同等くらい。これにはソールのクッション部分がかなり効いているように思います。
また足馴染みが非常にイイことも特徴です。比較的柔らかい革を使っているため、履いた時から既に馴染んでいる感じ(逆に馴染み過ぎるという報告あり)。
ブーツなのである程度の重さはありますが、それでもレッドウィングなどに比べると全然軽いです。歩いていて重さが気になることはないです。
日本人に合った木型
日本のお店でダナーライトを見る場合、大抵が2Eとなっているハズです。つまり甲高幅広の日本人の足型にピッタリってこと。
サイズ合わせの段階でワイズがキツイと感じることは多分ないです。
ドレスブーツではないので甲も余裕のある作りに。ジャストで合わせても足先は動かせる余裕があります。
天気を気にしなくていい
ゴアテックスはもちろんのこと、レザー部分にもフルグレイン防水レザーが使われています。
既に何度か雨の日に履きましたが、全く問題ないです。水溜まりも気になりません。むしろ入っていけます。
これなら台風の日でも履けそうですね(履きませんが)。
雨用の靴を持ってない人は、それ専用の靴を買うよりダナーライトを買いましょう。
通気性抜群
ブーツってとにかく中が蒸れます。1日中履いている場合、指を入れると水滴が付くレベルです。
臭いの元にもなるため、これがイヤでブーツを敬遠している人も多いでしょう。
そんな悩みもダナーライトなら大丈夫。ゴアテックスには外からの水を防ぐと同時に中の湿気を逃がす特性があります。
これにより蒸れ知らず(湿りはする)。足先が非常に快適です。脱いだ後に指を入れても水滴が付きません。
靴下に色移りしない
靴下への色移りは足先が濡れることによって起きやすくなります。
ですがダナーライトなら通気性を確保しているため、これがほとんど起きません。
今までならブーツの靴下は黒と決めていた人でも、カラーの靴下を履くことができます。
脱ぎ履きは比較的楽
レースアップシューズですが、上3つをフックにしているため脱ぎ履きが比較的楽です。脱ぐときも履く時も3つ外せばOK。
さすがにサイドジップやバックジップ程とはいきませんが、慣れればすぐできます。
私は一番上まで留めるようにしていますが、フィット感がそこまで要らないという人は2段目まででも大丈夫です。
ワイドパンツとの相性バッチリ
いくらイイ靴でも普段の服と合わせにくかったら意味がありません。
その意味でダナーライトはボリュームのある靴なのでワイドパンツとの相性が抜群です。
また黒を選んだことでカジュアルな中にも適度なモードさを入れることができます。
私はウエスト90㎝超えのサイのワイドデニムと合わせた時、いつか買おうと決めていました。
手入れが簡単
ブーツは短靴に比べて手入れに手間がかかります。
しかしながらダナーライトに関してはこの法則が成り立ちません。ゴアテックスの面積が多い=レザー部分が少ないからです。
つまり手入れがめっちゃ楽。ゴアテックスの部分は基本的にブラッシングのみでOKです。
靴磨きへのハードルが低い分、ちゃんと手入れしようという気になります(やってない人多いですが)。
知名度がある
特徴的な見た目をしているので、一目でダナーライトだと分かることもメリットです。
特にアパレルの店員さんだとまず間違いなく気がつきます。
それなりに高い靴ですし、この人は靴までしっかりと気を使っていると思ってもらえます。
ステッチダウン製法のためコルクなし
ここからは個人的に少し微妙かなと思った点について。
ステッチダウンという製法上、中にコルクがありません。つまりグッドイヤーのようにコルクが足型に沈むことはないです。
歩きやすいのでそこまで影響はないのかもしれませんが、自分仕様という感覚は薄くなります。
ゴアテックス部分は馴染みにくい
レザーは馴染みますが、ゴアテックスの部分は基本的に馴染まないと考えてください。
馴染むとしてもそれはレザーが伸びてそう感じているからだと思います。
私は紐をキツく締めた時など、踝が痛くなることがあります。
靴下がズレる
これが一番のデメリットかもしれません。
ダナーライトのライナーって結構ゴワゴワした生地を使っています。するとどうなるのかというと、ライナーとの摩擦で靴下が落ちてきます。
それを防ぐために紐をキツく結ぶと踝が痛くなるし・・。今現在、この解決方法は模索中です。
他のブーツに比べると革が弱い気がする
ネットで他の人の経年変化を見ていると革にダメージが入っている人が多いです。
また実際に革が弱いと書いてあるブログもありました。
ダナーライトは柔らかいレザーを使っています。これが馴染みの良さに繋がっているのですが、同時にぶつけた時のダメージも受けやすいのかなって。
ただそれも含めて経年変化はカッコイイです。
ABCマートに買収された
ダナーはABCマートに買収されています。ABCマートが扱うことで手に入りやすくなるというメリットはありますが、あまりABCマートに良いイメージがないというか・・。
早速ダナーフィールドという廉価版も出してきたことですし。
ファッションってイメージを買っている部分もあるので、個人的にはマイナス点です。
サイズ感について
私は足の実寸が24.5㎝です。普段はスタンスミスやコンバースオールスター・ニューバランスの1400で25.5㎝、ニューバランスの576だと26.0㎝で合わせています。革靴の場合は大抵25.0㎝になります。
そして今回はダナーライトはサイズ25.0㎝(US7・EUR40)を選びました。
普通の革靴に比べると少し大きめの作りになっているため、まだ少しだけ余裕がある感じです。
ただこれはあくまでインソールなしで履くことを前提としているからです。
ダナーライトに関してはインソールを入れる人も多いです。その場合はインソールにも寄りますが、0.5㎝UPを念頭にサイズ選びをしてください。
ダナーフィールドについて
最後にダナーフィールドに関して書いておきます。
上で少し書いたようにダナーの廉価版になります。ABCマートが2018年に発売しました。
主な変更点は生産国をベトナムに変えたこと、ナイロン生地の質感、フック排除、インソール追加などです。
ダナーライトの基本的な性能はそのままに価格を半分以下まで下げています。
こう書くと聞こえはイイのですが、個人的には全くの別物だという見解です。
その理由はサイズ感と履き心地にあります。ダナーフィールドも同じ2Eなのですが、サイズ感がかなり小さめです。
また革が硬く感じました。これにより足馴染みが良くないというか、ダナーライト程の歩きやすさはありません。
やはり廉価版である以上、ダナーの入門靴と考えた方が良さそうです。
それでも3万円近くするため、どうせ買うなら初めからダナーライトを買うことをオススメします。
まとめ
以上、ダナーライトについて書いてきました。
本気で書いたので4000文字を超えてしまいました(;´∀`)。
ダナーライトが気になっているという人にはある程度参考になると思います。
ぜひ良いダナーライフを。
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