もはやメンズファッションの基本アイテムとなった感のあるテーパードパンツ。
ストレートの野暮ったさも解消され都会的に見えるため、コーディネートも非常にしやすいアイテムになります。
ですがテーパードならなんでもイイという訳ではありません。
そこで今回は自分にピッタリなテーパードパンツの選び方について書いていきます。
テーパードパンツの選び方
色は黒かネイビーを選べ
まず大前提ですが、初心者の方は黒かネイビーを選ぶようにしてください。
ボトムスに暗い色を持ってきて下半身を安定させるとその後のコーディネートが一気に簡単になります。
より楽なのは黒の方。ファッションにおいてはモノトーン+1色という原則があるので、それに則ります。
ただ濃いめのメイビーであれば私はモノトーンと見なしても良いと思っています。もちろんその場合ネイビーベースでコーディネートすることを心がけましょう。
綿100%の洗えるものを
生地はできるだけ綿100%のものを選ぶようにしてください。
ユニクロや無印などではたまにポリウレタンが入っていますが、そもそも使う意味が分かりません。
テーパードシルエットというのはポリウレタンを使わなくても十分動きやすいシルエットなハズです(デザイナーズの極端なものは除く)。
つまりこれらのブランドは生地を大量発注して原価を下げているだけ。
以前の記事でも書いた通り、私はパンツにはお金をかけるべきだと思っています。
⇒ファッションにおいてお金をかけるべきアイテムとは何か?メンズ・レディース共通
ファッションの柱となる部分なので、ここは手を抜かないでください。
また自宅で洗えることも重要です。たまにあるのが裏地が付いていて洗えないトラウザータイプのもの。
手持ちの服が少ない時はサッと洗えることは安心感にも繋がります。意外と食事中にこぼしてしまうことってありますからね。
ウエストは拳1個分の余裕を
これは生地の種類に寄るのですが、私は基本的にはウエストに拳1個分の余裕がある状態をオススメしています。
これならベルトなしでもズレ落ちて着ませんし、食事で座っても問題ありません。日々の体系の変化にも1~2kgなら対応できます。
ただ1ウォッシュのデニムに関しては手のひらでも大丈夫です。穿き初めこそキツイですが、デニムなら伸びてくるので。
太ももの余りに注意
テーパードパンツで一番大事なのはラインです。基本的にお尻回りから裾にかけて直線に見えることが望ましい。
これがストレートであれば、わざとサイズを上げてダボッとした穿き方もできます。でもテーパードでは絶対にNG。
綺麗なラインを作るに当たって天敵なのは太ももの余りです。これがあるだけで洗礼されたシルエットが一気に田舎臭くなります。
余りの原因はサイズの不一致であることが多いです。上でウエストには拳1個分の余裕をと書きましたが、これ以上上げてしまうと要注意。
もしジャストサイズで余る場合はそのアイテムが合ってないということ。別のブランドを探してください。
ふくらはぎがキツくないか
同じテーパードパンツでもブランドによってテーパードしている具合が異なります。
中にはスキニーパンツ並みに細いのも存在します。
いくらシルエットが良くても、ふくらはぎの圧力は意外に気になるもの。デニムであれば伸びる可能性がありますが、チノパンやトラウザーはそのままです。
そもそもそこまでの急激なテーパードパンツは個性的に見せるためのアイテムです。
我々のような一般人が街着として使うには向きません。またある程度の太さがあった方が大人びて見える効果もあるのでオススメできないです。
歩いた時の布の流れを見る
着た時だけでなく、歩いた時の布の流れが美しいのもテーパードパンツの特徴です。
ですが試着するときにこれを見ない人が本当に多い。大きな鏡の前でモデルになったつもりで歩いてみましょう。
少しやりすぎかもしれませんが、椅子を借りて座って足を組んでみてもイイと思いますよ。
それくらい動いたときのシルエットは重要視してください。
イイものはちゃんとここまでこだわって作られています。
試着するときは普段着で
最後に大事なことを書いておきます。必ず普段着で試着してください。
私は以前会社帰りのスーツで試着したことがあります。その時は素晴らしい買い物ができたと思ったのですが、家に帰って手持ちの服と合わせると壊滅的に合わない・・。
特にデザイナーズブランド同士の場合クセが強いので、どうしても相性の悪い組み合わせが存在します。
kolorの3万円のパンツだったのですが、見事無駄になりました(´;ω;`)ウゥゥ。
まとめ
以上、テーパードパンツの選び方について書いてきました。
どれも基本的なことかもしれませんが、意識していないと忘れてしまいそうなものを書いたつもりです。
黒スキニーを推す本やブログは多いですが、私はテーパードパンツを推します(ストレートでも良い)。
ぜひ参考にしてみてください。
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