最近古着でデニムを買うことが増えてきました。
基本的なスタンスはトップスと同じくできるだけ使用感の少ないものを買うこと。
ですが濃紺デニムならまだしも、加工デニムはどれだけ使ったかが読みにくいアイテムです。
この色落ちは加工なのか使用感なのかそれとも両方なのか、いつも悩みながら判断しています。
それでも経験を積むことによって、ある程度の基準というものができてきました。
今回はそれについて書いていきます。
古着のデニムの判断方法
タグの使用感
個人的にまず真っ先に確認する項目です。タグの印刷がかすれていたり、縁がほつれているものは要注意。
もしこういう症状が出ているのであれば、買い物の優先度がかなり下がります。
加工前にタグを付けるのか、加工後にタグを付けるのかは定かではありませんが、色落ち加工くらいではタグに使用感は出ないと思っています。
実際に私がよく履いていたデニムを見ても、タグは意外とキレイなままです。
タグに使用感があるということは、最低でも50回以上は穿かれていることを意味します。
ポケットのゴミの量
普段は気づきにくいですが、ポケットの底って意外とゴミが溜まりやすい箇所です。
古着屋さんもポケットの中までチェックしていることは稀。使用済みのティッシュやお菓子のビニールが入っていることも多いです(古着あるある)。
そんな感じですから売りに行く人も事前に洗濯することはあっても、ポケット内のゴミまで取ることはしません。
つまりポケット内のゴミの量と使用頻度は比例していると言えます。
底に黒ずんだゴミが大量に溜まっている場合は、例えキレイに見えたとしてもそれなりの回数履かれているということです。
ポケットの裏側の黄ばみと毛玉
ポケットに関しては裏側の状態も判断材料になります。
黄ばみが出ているのは、あまり洗わずに穿いていた証拠です。インディゴの色移りなんかもそうですね。
毛玉は使用回数がそれなりにあることを示しています。
ただ毛玉に関しては使っている生地によってできやすさが異なります。過信しすぎないくらいでチェックするというスタンスで良いかと。
膝の色落ち
色落ち加工されたデニムで膝だけ色落ちしているものってまずないです。
大抵は太ももから膝にかけて全体的に色落ち加工がされているハズです。
これは個人的な意見なのですが、色落ちにも良い色落ちと悪い色落ちがあると思っています。膝だけが極端に色落ちしているものは悪い色落ち。
膝の色落ちが目立つ場合は前の所有者の生活が表れたものだと考えるのが普通です。
また膝の色落ちは繰り返し膝をつくことで発生します。つまり片方だけがより顕著に色落ちするってこと。
見た目的にもよろしくないので、こういう症状が出ている場合は即却下しています。
ヒゲの濃さが左右均等かどうか
今回紹介する中だと一番判断が難しい項目です。
実は膝の色落ちと同じく、ヒゲの濃さも左右で異なります。理由はデニムが右綾の織物だから。
具体的にはヒゲと綾が平行になる右側が薄く、垂直になる左側が濃くなるということです。
いくら加工技術が優れているブランドがあったとしても、さすがにここまで意識しているブランドはそうないかと。
ただあくまで少し薄いor濃いの問題なので、絶対的な判断材料にすることはありません
まとめ
以上、古着のデニムを加工か使用感か判断する方法について書いてきました。
個人的にはやはりタグとポケットのゴミの量・膝の色落ちが簡単に見分けられる方法だと思っています。まずここで判断してから、他の基準を確認していく感じ。
あとあまりにも神経質になるくらいだったら濃紺デニムを買う方をオススメします。それか加工デニムだけは新品で買うと決めてしまうのもアリですよ。
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