カジュアルに使える革靴として大人気のパドローネ。
最初の1足として薦められることも多いですし、このブログでも人気のコンテンツです。
⇒パドローネの説明書:ブランドの特徴や評判・定番商品について解説
そんなパドローネの革靴にウィングチップタイプがあるのをご存知ですか?
今回は実際に履いてみる機会があったので、その感想について書いていきます。
パドローネの中でも珍しいデザイン
パドローネの靴って定番化されているものが多いのですが、ウィングチップは今まで不定期での展開でした。
私が探した感じだと2013年頃の記事が一番古かったです。他には期間限定のポップアップショップの記事とか。
このように普通にお店に行っても中々出会えないデザインなのです。私もパドローネの靴を見るようになって4年ほどになりますが、今回初めて見たくらいですから。
また短靴の他にもバックジップの付いたチャッカブーツも用意されています。
基本情報
靴の製法は通常通りマッケイ製法。革は生後6か月~2年のキップレザーを使用し、クロム鞣しとタンニン鞣しを施しています。最後にオイル仕上げ。
ウィングチップということで靴の先端を中心にグローブ(穴飾り)が空けられています。このあたりの加工も非常に丁寧。左右のバランスもしっかりしています。
外国の靴は左右対称になっていなかったり、ズレたりしていることもあるので、このあたりはさすが日本製というところでしょう。
またシュータンもギザギザ仕様に。これも足に食い込むわけではないため、問題ありません。
モードとカントリーのMIX
ウィングチップということでテイストはカントリー調になります。
でもただのカントリー調の靴なのかと言われればそんなことはなく、パドローネらしいモードさが加わっています。
カントリー調の靴はトリッカーズに代表されるように比較的馴染みがあるものです。
ですがシワの入ったタイプはそうないでしょう。
パドローネが解釈するカントリーシューズという感じで面白いです。
合わせやすいダークブラウン
私は今までパドローネの色は黒一択と書いてきました。
パドローネ定番の赤茶色は合わせるには難しすぎると。特に黒との相性の悪さがマイナスでした。
今回はその中にダークブラウンが加わっています。これが非常にイイ色味で、合わせやすい。
トリッカーズのマロンとエスプレッソの中間みたいな感じで、雰囲気がすごく出ます。
サイズ感に注意
ここまでの段階で私はすでに今後の買い物候補に入れる気満々でした。
ですがいざ試着してみると、ちょっと待てよと・・。
サイズ感が定番のダービープレーントゥシューズと全然違います。
実はウィングチップに使われているのは8054ラストという木型。
この木型は他のものと比べて明らかにワイズが細くなっています。縦の長さも気持ち短くなっているかなと。チャッカブーツの方も同じ木型を使っています。
買う場合は普段より1サイズ上げてください(1㎝上がります)。それで合うなら買い。合わないなら諦めるしかなさそうです(>_<)。
普段パドローネを履いている人ほど陥るポイントです。それくらい全体的にタイト。
必ず試着してから買うようにしてください。
まとめ
以上、パドローネのウィングチップシューズについて書いてきました。
すごくイイ靴だなと思ったのですが、私はどうやら足が合わないようです・・。
3万円ちょっとで買えるカントリーシューズもあまりないと思うので、気になる人は探してみてください。
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