今回は革靴ブランドのパドローネについて書いていきます。
メンズの場合、仕事用の革靴は売っているところが多いのですが、カジュアル用となると選択肢が一気に少なくなりますよね。
有名な革靴ブランドであるリーガルでもカジュアル用に使える種類のものはごく僅かしかありません。
スコッチグレインなんてほとんどビジネス用だったと思います。
しかしながら革靴はメンズファッションの基本です。革靴がなきゃ始まらないと言ってもいいくらい。
そんな中で多くのファッションブロガーさんがオススメしているのがパドローネというブランドなんです。
目次
パドローネとは
元々コムデギャルソンの靴を制作していたミウラという会社が出したファクトリーブランドです。
ファクトリーブランドとは簡単に言ってしまえば下請けの製造会社がオリジナルで出すブランドのことです。
確かな技術と長年デザイナーズの靴生産を行ってきた経験から、良い物を安く提供することができます。
なんと靴を作る職人は8人しかいなく、本当に細々とやっている感じ。
あまりにも人数が少ないので、お問い合わせのメールも中々返ってこないらしいです(;´∀`)。
でもそこの靴が今人気なんですね。
コスパが最高と評判
パドローネを勧めているブロガーさんが皆口にしている言葉があります。それはコスパが最高だということ。
デザイン性の高い日本製の革靴が3万円前後で買える。
3万円と聞くと高く感じてしまうかもしれませんが、革靴においては3万がスタートライン的な感じです。
確かに7万以上の靴とは全然違いますが、4・5万の靴とならそこまでの違いは分かりません。
マッケイ製法のものが多い
パドローネの靴は大半がマッケイ製法によるものです(残りはセメンテッド製法)。
製法の解説は詳しくは行いませんが、簡単に言うとソールが1回だけ張り替えられるということです。
また靴の重さが軽くて返りが良いので歩きやすいという特徴もあります。
パドローネの定番商品
ダービープレーントゥシューズ
パドローネの定番中の定番商品。一番売れているアイテムになります。
少しだけシワの入ったアッパーが特徴です。パッと見は目立ちますが、足を入れると伸びるのでそこまで違和感はありません。
パドローネの靴の中だと一番トゥが尖ったアイテムになります
ダービープレーントゥシューズ(ハイスタンダードライン)
こちらは最近できたハイスタンダードラインのダービープレーントゥシューズ。上位ラインですが価格もほとんど変わらないため、好みで選んで大丈夫です。
丸みを帯びたトゥとシワがないデザイン。個人的にはこちらの方が使いやすいと思っています。
ただ1点、履き口が広くなっているためホールド感があまりないのが欠点かなと。
ダービープレーントゥシューズ(ウォータープルーフ)
アッパーに防水加工したレザーを使い、ソールにはコルク材を混ぜたゴムソールを使用しています。セメンテッド製法。
防水加工してある分、革が少し固め。
足に馴染みにくいのと革の見た目が安っぽく感じてしまうことがデメリットです。
シワ加工ブーツ
正式な名前は分からないのですが、こちらもパドローネを代表するモデルです。
パドローネに限らず最近はこういうドレープしたシワの入った靴が人気ですね。
シワ部分が甲を圧迫するため、サイズ感は小さめです。1サイズ上げる人が多いのですが、そうすると1㎝上がってしまうのが悩みどころ。
チャッカブーツ
デザインにクセがないクリーンな印象のショートブーツ。
短靴とドレスブーツの間に当たるので、めちゃくちゃ合わせやすいです。履き心地もバッチリ。
春・秋・冬の3シーズン使えるので、非常に使い勝手の良いアイテムになります。
レースアップブーツ
チャッカブーツに高さを出したタイプです。私が持っているのはコレ。木型も同じだと思われます。
サイドやバックにジップが付いているものは脱ぎ履きしやすくてかなり楽です。
高さは一般的なドレスブーツと同じくらい。春だとちょっと重たくなるかもしれませんね。
⇒【評判】パドローネのバックジップブーツをレビュー。買ってみて分かったリアルな感想
サイドゴアブーツ
ソリッドでモードな印象のサイドゴアブーツ。パドローネのブーツの中だと一番ドレスライクです。
サイズ感は小さめ。特に履き始めはゴムがキツいので、慣れるまでは大変です。
デメリットはパドローネ側でサイドゴアの張替に対応していないこと。ミスターミニッツに持って行ってください。
マウンテンブーツ
値段が高くなるマウンテンブーツにおいては4万以内と中々お手頃です。
ダナーなんかにくらべるとドレス色が強いですね。
サイズ感は小さめです。特にベロ部分が甲を圧迫してくるので、他の靴よりも1サイズ上げてください。
ダンスシューズ
アルコレッタパドローネと言われるラインのアイテムになります。
高さがないので夏場に最適。踵も踏めます。その分衝撃がダイレクトに伝わってくるデメリットもあります。
セメンテッド製法ですが、お値段が2万ちょっとなので次の候補に考えています。
サンダル
こちらもアルコレッタパドローネのライン。
何種類か出ているのですが、私がオススメするのは靴下を履いたまま履けるタイプ。
ビブラムソールを使用しているため、ソールの減りも心配いらないですね。
ビジネス用に使えるかどうか
靴に関して注意しておくべきことがあります。それはパドローネは基本的にはカジュアル用だということです。
唯一ビジネス用として使えるものを挙げるとすれば、ダービープレーントゥシューズのハイスタンダードラインかなと。
これならばスーツスタイルにも十分合うハズです。
普通のダービープレーントゥシューズはシワ感が、ウォータープルーフタイプはソールがカジュアル過ぎます。
ただ個人的にはビジネス用には別で用意することをオススメします。
仕事でも使ってしまうとソールの減りがより早くなってしまいますし、やはりビジネス用としては内羽のストレートチップがベストだからです。
別注品も充実
パドローネは販売店との別注品も毎期作っています。
定番なのはステュディオス・ミッドウエスト・バーズアイでしょうか。
私の持っているレースアップブーツもバーズアイ限定商品です。
コラボすることで少しだけ価格は上がるのですが、デザインがカッコ良くなることが多いです。
特にミッドウエストとのコラボ品はとにかくモードに寄せているため、そういう雰囲気が好きな人であれば気に入ると思います。
実は小物も作っている
2016年あたりからパトリックステファンとのコラボレーションで小物類も作り出しました。
バッグと財布が中心でしたが、デザインはさすがパトリックステファンが絡んでいるだけあってオシャレです。
気になる人はチェックしてみてください。
取り扱い店舗がほとんどないことが欠点ですが、いずれ増えてくると思います。
まとめ
以上、パドローネについて書いてきました。
デザインが良くて価格が安いという特徴はやはり入門用としては最適だと思います。
ネット掲示板だとパドローネかブッテロかなんて意見もあったりします。国内生産の靴なので、関税が掛かっていないのがイイですね。
ぜひ店頭で試着してみてください。
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パドローネ
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