現在多くの書籍やブログで黒のスキニーデニムはデニムの1stチョイスとして挙げられています。
私は以前黒のスキニーデニムはオススメしないという記事を書きました。
個人的には黒だけでなく、普通のインディゴのスキニーデニムについても否定的な立場です。
じゃあ、細いデニムが穿きたい人はどうすればイイか?
今回はそんな話です。
目次
スキニーデニムの違和感
私がなぜスキニーデニムに違和感を感じているのかというと、あまりにも細すぎるからです。
ロックバンドのボーカルじゃあるまいし…。
そもそもデニムは炭鉱で働く労働者のための作業着が原点です。だからワイドで武骨なもの。
それがファッションアイテムになる過程で、街着としてより適した形に進化していきました。
具体的にはよりオシャレに見えるように細くスタイリッシュにという感じです。
ですがいくらなんでもスキニーはやりすぎではなかろうかと。ワークウェアの欠片もない(;´∀`)。
またスキニーにすると機能性の面からポリウレタンを入れなければなりません。
ポリウレタンは超地雷素材です。
2年で加水分解すると言われているため、経年変化がイイ具合に進んだ頃にダメになります。
⇒ポリウレタンの特徴と経年劣化について。ストレッチデニムは要注意!
これらのことから、なぜここまでスキニーデニムが絶賛されているのかいつも不思議で仕方ありません。
タイトストレートとは
そこで私が提唱するのはスキニーを止めてタイトストレートを穿こうということです。
タイトストレートとはスリムストレートとも言われますが、言うなればスキニーとストレートの間のシルエットです。
簡単に言えば細いストレートってこと。テーパードとはまたシルエットが違うので注意が必要です。
そしてこのタイトストレートこそがスキニーの欠点を補った上位互換なのです。
なぜタイトストレートがおすすめなのか
ではタイトストレートがオススメな理由について書いていきます。大きくは以下の3つです。
ゆとりが大人っぽさに繋がる
私は30代のメンズファッションにおいてゆとりが大人っぽさに繋がると考えています。
逆に言うとスキニーは若さが出てしまうということです。
タイトストレートであれば太ももやふくらはぎに余裕がありますし、膝の部分で生地が少したるみます。
この余裕こそが大事で、頑張りすぎない大人のファッションに繋がるのです。
シルエットが作りやすい
シルエットもスキニーより作りやすいです。
一番効果が実感できるのがジャケットを着た時。
スキニーもタイトストレートも基本的にはYラインを作るのですが、スキニーだと細すぎてメリハリが出過ぎます。
ルパン3世みたいなシルエットになると言えば分かりやすいでしょうか。
ロックバンドのボーカルならこれもアリだとは思いますが、一般人ならやりすぎに見えてしまいます。
タイトストレートなら丁度良いバランスになります。
綿100%のタイプがある
これはブランドによるのですが、綿100%のタイプがあります。
つまり時限爆弾であるポリウレタンを避けることが可能です。
綿100%であれば何年も使えるため、経年変化も楽しめます。長く使えるのでちょっと投資してイイのを買ってみるのもオススメです。
細いのでポリウレタンが入っていないと窮屈に思う人もいるかもしれませんが、意外と動きやすいですよ。
デメリットはこれだけ
そんな素晴らしいタイトストレートなのですが、ただ一つだけデメリットがあります。
それは作っているブランドが少ないこと。
スキニーがあるブランドは多いのですが、これがタイトストレートとなると一気に数が少なくなります。
オススメのブランド
個人的にイイなと思ったブランドです。もちろんどちらも綿100%。
ノンネイティブ
細めのパンツが有名な日本のドメスティックブランドです。
ここのDWELLER 5Pジーンズ(usual fit)がタイトストレートに当たります。
かなり細いシルエットながらも膝裏にステッチを入れることで、動きやすさを確保しています。
レッドカード
日本のデニム専門ブランドです。
Rhythmというモデルがタイトストレート。
一番の特徴は色落ち加工がかかっていることです。また生地も柔らかいので初めから履きやすいです。
サイズがインチ展開なのでピッタリなウエストで合わすことができるのもイイですね。
まとめ
以上、デニムはスキニーよりもタイトストレートがオススメについて書いてきました。
個人的にはもうスキニーデニムを買うことはないかなと思っています。
そもそも普通のスキニー自体穿くことがありません。
参考にしてみてください。
ポイント還元がお得