よく古着は汚いと言われることがあります。
服にある程度こだわっている人でも古着は買わないっていう人は多いですね。
私自身、古着を本格的に利用するまでは、どこかマイナスなイメージを持っていました。
でも実際に古着を着てみるとあまり何も思わなくなります。それよりもたくさんの服が安く買える喜びの方が大きい。
今回はそんな古着に悪いイメージを持っている人に向けた内容になります。
キレイなものを選べばOK
当たり前ですが同じ古着でもキレイなものもあれば汚いものもあります。だから自分が満足する基準でキレイなものを選んでください。
意外に思うかもしれませんが、タグ付きで試着程度のほぼ未使用品の服(所謂Sランク)も結構多いです。
買ってしまったものの似合わなかったり気分が変わったりして、新品のまま売りに来る人が結構います。
実際にクローゼットの中を見渡すと買ったまま一度も着ていない服っていくつかありますよね。
ただ有名ブランドだと未使用品は偽物のリスクがあります。偽物を敢えて着て価値を落としてから売る人はいませんから。
だから狙うべきは使用感がほとんど見られないAランクのもの。もしくは一般的な使用感であるBランクの中からAに近いものを選んでいきます。
これらのものであれば古着を買ったという感覚がかなり薄くなります。どちらかというと状態の良いものを譲り受けたという感じです(お金は払ってるけど)。
もちろんマイナーなデザイナーズブランドに関しては新品でも偽物のリスクは低くなります。というか偽物を作っても多く捌けないので、そもそも作りません。
洗濯とクリーニングで汚れは落ちる
古着だと前の人の汗や皮脂汚れが気になるという人もいるでしょう。
ですがよっぽど繊維の奥まで入り込んだ濃い汚れでない限り落とすことは可能です。
ここで注意しないといけないのは汚れの種類によって落とす方法が異なることです。
汗は水溶性の汚れなので洗濯で落とすことができます。クリーニングではほとんど落ちません。
反対に皮脂は油性の汚れなのでクリーニングが適しています。
⇒クリーニングの落とし穴。汗汚れはドライクリーニングでは落ちないって知ってた?
だから汚れが気になるのであればどちらか片方では不十分。洗濯とクリーニングを併用することで心理的ハードルを取り除きます。
毎回両方行うのは手間的にも金銭的にも面倒と思うかもしれませんが、安心してください。途中から慣れてきてどちらか片方しかやらなくなります(笑)。
またコートのように直接カラダに触れる面積が少ないものであれば、汗汚れはほとんど関係なくなります。
使用感があるものは要注意
汚れは何とかなることが多いですが、使用感に関しては注意するようにしてください。
ここでいう使用感とは生地表面の色落ちや毛羽立ち・スレなどです。
これらは元からあったものがなくなっている状態であるため、再現不可な症状になります。
例外として毛羽立ちに関しては毛玉を取ることで何とかなりますが、それでも生地は少しだけ薄くなります。
古着に慣れていないうちは使用感が出ているものは買わないことが賢明。
私もいくつか使用感のあるものを買いましたが、やはり満足度は高くないです。
自分の使用感で上書きする
古着って不思議なもので買った段階ではただの中古品です。まだ他人のものっていうイメージ。
ですが何回も使っていると所有感がドンドン上がっていきます。
私も昔めっちゃ使っていた500円の古着のカットソーがあったのですが、最終的には完全に自分のものという認識になっていました。
これは自分の使用感で上書きしているという表現が近いのかなと。犬のマーキングの様に自分の使用感を出すことで、テリトリーを主張している感じ。
確かに迷いまくって買った定価商品に比べると安く買っている分思い入れは少なくなります。
それでもある程度であれば使っていくうちに愛着を持つことができます。
徹底的にチェックすべし
結局、古着を買うときに一番大事なのは納得がいくまでチェックすることだと思います。
パット見はキレイでも裏地にシミがあったなんて日常茶飯事です。
これは極端な例ですが、パンツの裏地に漏らした跡(直径30㎝)があるものを見つけたことがあります。買うかどうか迷っていて最終チェックで発見しました。
後日ネットで探した時はもうなかったので、多分誰かが知らずに買ったんだと思います。それか店が引いたか。
また別のお店では「これウンコ臭くね?」という店員同士の会話を聞いたこともあります。
こういう事態を避けるためにやるべきことはただ1つ。チェック・チェック・チェックです。
試着室の照明が暗いのであれば、明るい所へ出て確認するくらいの慎重さが欲しいです。
たかが古着、安い商品ではありますが、これから長い時間を共にする相棒です。就職面接のように何回も繰り返し審査しましょう。
まとめ
以上、古着が汚いことに対する解決策についてでした。
最近はリユース市場が伸びているため、古着でも気にしないって人も増えてきました。
特に若い人ほどメルカリで服の売買を経験しています。
私は服だけはミニマリストからマキシマリストに舵を切ったので、古着は欠かせない存在です。無かったら破産します(笑)。
この記事を読んで「古着も悪くないかなー」って思ってくれたら嬉しいです。
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