カジュアルに履ける革靴として人気があるパラブーツのシャンボード。
ワークの要素を兼ね備えながらもUチップのモカシンで可愛さがあります。
パラブーツと言えばシャンボードをイメージする人も多いでしょう。
そんなシャンボードですが、私は今のところ買う予定はありません。今回はそんなお話です。
目次
シャンボードはイイ靴だと思います
私は買う予定はありませんが、シャンボードが悪い靴かというと決してそんなことはなく。イイ靴だと思います。
やはりあの少しぽってりとした見た目が非常に合わせやすい。
リゾルトのデニムに足元はシャンボードという鉄板コーデみたいなスタイルも存在します。
さらに注目すべきはその防水性と堅牢性。
オイルを多分に含んだリスレザーを使用しており、ノルヴェイジャン製法で作られています。
天気を気にせず、ガシガシ使い込んでも大丈夫。手入れも楽ときたものですから、使い勝手も抜群です。
シャンボードのここがイマイチ
そんな素晴らしいシャンボードですが、購入に至らないのには2つの大きな理由があります・・。
モカ割れがデフォルト
これを知らないで買う人も多いと思います。店員さんもこちらが聞くまで教えてくれません。
シャンボードのモカ部分は「拝みモカ」という手法によって作られています。そして拝みモカはモカ割れがデフォルト。履きジワに沿ってサイドの部分が1㎝程割れます。
早い人だと3日で割れたという人もいるくらいなので、履き込んでいくと必ず起こります。
これを含めて味と言ってしまえばそれまでなのですが、なんせ元値が高い靴ですから、結構ショックだと思います。
踵が浮く
実はこれが一番大きな原因です。シャンボードはヒールカップが大きな作りなので、歩く時に踵が浮いてしまいます。
その理由は日本人に踵が小さい人が多いから。フランスの靴ですので、あくまで現地の人向けのサイズ感になっています。
この状態で履くには紐を毎回キツめに結ぶしかありません。服屋で試着をする際など靴を脱ぐ機会が多いと、結構メンドクサイです。
履いていくうちにソールの反りが良くなって少しはマシになるみたいですが、根本的な解決とまではいきません。
アヴィニョンがオススメ
もしシャンボードにこだわりがなくパラブーツを履いてみたという人ならば、私はアヴィニョンをオススメします。
個人的にもパラブーツの中で一番好きな靴になります。
モカ割れしない
アヴィニョンもUチップの靴なのですが、こちらは「乗せモカ」で作られています。
シャンボードに比べるとかなりドレステイスト。
そしてこのモカはモカ割れしません。履き込むことで単純に革の経年変化だけを楽しむことができます。
日本人の足に合った木型
アヴィニョンのヒールカップはシャンボードに比べて曲線を描いており、小さめに作られています。
これが日本人の足型にピッタリ。日本の靴かなと思う程です。
店員さんにシャンボードの踵が合わないことを伝えたところ、真っ先に持って来てくれたのがアヴィニョンでした。
シャンボード並の合わせやすさ
ドレステイストなのでビジネスシューズに見えるかもしれませんが、カジュアル仕様をメインとしています。
ビジネスだとドレスコードが弱くてジャケパンがOKなところだと使えるという感じ。
ノルヴェイジャン製法による縫い目も適度なカジュアルさに一役買っています。
そして何よりも合わせやすさが抜群です。言うなれば30代に必要な大人っぽさを足元から補ってくれる感じ。
コーディネートの強い味方となってくれるでしょう。
フランスでは人気No.1
日本人はパラブーツ=シャンボード的な感覚ですが、本国のフランスだとアヴィニョンがこれに変わります。
マイナーな靴だなんてとんでもない。れっきとした超人気モデル。
日本ではシャンボードより履いている人が少ないことから、これを逆手に取って差別化に繋げるという手もあります。
まとめ
以上、パラブーツのシャンボードとアヴィニョンについて書いてきました。
個人的にはシャンボードの人気が高いのはセレクトショップの影響だと思っています。
どこのお店にもシャンボードは置いてますが、アヴィニョンはないことの方が多いですから。
パラブーツを履きたいけれどシャンボードが合わなくて困っていたという人は参考にしてみてください。
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