今回のテーマは雨の日用の靴について。
ただでさえ憂鬱な雨の日ですが、ファッションにも注意しなければなりません。
特に革靴は要注意です。軽い雨ならば防水スプレーで何とかなりますが、土砂降りだともうダメ。
やはりそういう時に対応できる雨用の靴が必要だと思うのです。
雨の日と言えばレインブーツだが
雨の日用としてパッと思いつくのがレインブーツです。つまり所謂長靴のこと。
と言ってもさすがにホームセンターで売っているような長靴はダサくて履くことができません。
ここではオシャレさんが愛用しているブランドを紹介します。
ハンター
https://code-file.jp/
まずはコレ。私もお店で扱っていたことがあります。
1856年創業という超老舗のイギリスのラバーブーツブランド。
王室御用達に指定されており、ハリウッドセレブにも愛用者が多いです。
分厚いラバーを使った超本格派レインブーツで、その分15000円前後と値段も張ります。
長靴が有名ですが、人気なのはサイドゴアブーツ。単靴タイプも取り扱っています。
作業用の長靴と違って、街着としての見た目を持っているところがイイですね。
日本野鳥の会
https://hokuohkurashi.com/
野鳥の保護やガイドの発行を行っている日本野鳥の会が作るバードウォッチング用の長靴です。
レインブーツとしてはもちろん、フェス用の靴として人気に火が付きました。
丸められるので持ち運びに便利。一時期は入荷しても即完売するという人気ぶりでした。
軽くて薄いラバーを使っているので歩きやすいです。また履くと独特のシワが入るので、それがオシャレに見えます。
色も何種類かあり、変わったところではカモ柄なんかもあります。
5000円程とリーズナブルなので、もしもの時ように持っておくのもオススメです。
普段使いも兼用したい
オシャレなレインブーツを見てきましたが、レインブーツが必要な時ってよっぽどの時です。
普通の雨だとちょっと使うのを躊躇してしまいます。
そんな時にオススメなのが、雨に強い特性を持った靴です。ここでは普段使いできる雨の日兼用の靴を紹介していきます。
ドクターマーチン
https://arine.jp/
言わずと知れた革靴の大定番。
パンクやロックのイメージがありますが、元々は医療用の補助靴として使用されていました。
世界で初めてエアーソールを採用した靴としても知られていますね。
雨に強い理由はアッパーにガラスレザーを使用しているからです。
これは皮をクロムで鞣し、その後ガラス板に張り付けて乾燥させているレザーのことを言います。
つまりドクターマーチンに限らずガラスレザーを使用した靴は雨に強いってこと。例えばサンダースのミリタリーダービーやチャーチのシャノンなんかもこのタイプになります。
雨だけでなく汚れにも強いため、手入れもほとんど必要ありません。
ただ注意しないといけないのは、経年変化があまりないことやひび割れなどのデメリットもあるということです。
L.L.ビーン
https://www.takaton-web.com/
アメリカで100年続くアウトドアブランド。
ハンティング用のビーンブーツを作ったことがブランドの始まりです。
密封されたゴム製のボトムとソールが雨の侵入を防ぎ、アッパーにはフルグレイン･レザーを採用。
ダブルステッチや土踏まずの補強材など細かなディテールも嬉しいですね。
街であまり履いているを見かけませんが、十分普段使いできるアイテムになります。
ミスターオリーブE.O.I
http://www.mr-olive.net/
日本のドメスティックブランドであるミスターオリーブのレザーに特化したライン。
ここの特徴は撥水加工がされていること。フッ素を加工によって革繊維に付着させる事で撥水率80％以上を実現しています。
よくある表面に膜を貼るタイプの加工ではないため、見た目が安っぽくなりません。
もし革に傷がついても撥水性が維持されます。もちろん経年変化もします。
人気があるのはオックスフォードとポストマンシューズの2型。ブーツもあります。
ダナー
https://wear.jp/
アメリカのワークブーツブランド。
世界で初めてブーツにゴアテックスを搭載したことでも知られています。
ダナーと言えば一番人気はダナーライトⅠでしょう。
アッパーにはフルグレインレザーとコーデュラナイロンを使用。そこにゴアテックスが加わり最強の防水性を誇ります。
アウトドア用として人気ですが、街着として使えるシンプルなデザインも魅力的。
そのことから旅行に履いていく人が多いのも頷けます。
パラブーツ
https://www.us-onlinestore.com/
創業して100年以上になるフランスの靴ブランド。
現在ラバーソールまでを自社で製造する自社一貫生産を貫く唯一のメーカーとなっています。
ここの一番の特徴は防水性・堅牢性に優れていること。
登山靴に用いられるノルヴェイジャン製法を採用し、アッパーにはオイルを多分に含ませたリスレザーを使用しています。
あまりにもオイルが含まれているため、ブルームと呼ばれるオイルが表面に白く浮き出る現象が起こるほど（ブラッシングすれば元に戻ります）。
手入れもほとんどいらず、台風でも使えると店員さんに言われました。
人気モデルも多く、シャンボード・アヴィニョン・ミカエル・ウィリアムなどはセレクトショップの定番となっています。
⇒パラブーツの説明書：ブランドの特徴や評判・定番商品について解説
私の個人的な結論
以上、色々書いてきましたが、やはり普段使いできる靴の方が利便性は高そうです。
ミスターオリーブE.O.I・ダナー・パラブーツはどれも欲しいくらい。
ドクターマーチンは既に持っている人も多そうですね。
もしフェスに行く機会があれば日本野鳥の会のブーツを買います。今のところハンターを買う予定はないです。
台風のような大雨のときは家から出ません(笑)。
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