革靴を長く履くために日々の手入れは絶対に欠かせません。
どんなに高い靴を履いていたとしても、汚れていたり表面がカサカサだとそれだけで台無しに・・。
オシャレを志す以上、安い靴でもキレイに履いていたいものです。
今回はそんなお手入れの基本である靴磨きについて書いていきます。負担にならないよう、これだけ知っていればOKというものだけに絞りました。
用意するものはこれだけ
- 馬毛ブラシ
- 豚毛ブラシ
- ペネトレイトブラシ
- リムーバー+いらない布切れ
- 靴クリーム
- グローブ
多いと思うかもしれませんが、あると非常に便利なものばかりです。全部で5000円くらい。
靴磨きの負担を軽減し、効果を高めてくれるので必ず用意してください。
バラで買うのが面倒な人はシューケアセットで調べるとまとめて売っています。
あとシューツリーは事前に入れておいておきましょう。シワを伸ばしてくれるのでブラッシングがやりやすくなります。
靴磨きの方法
馬毛ブラシで埃を落とす
まず馬毛ブラシを使って全体を軽くブラッシングします。これで靴に付いている埃や泥が落ちます。
コツは力を入れずにサッサッと流す感じを意識して。
リムーバーで古いクリームを落とす
次にリムーバーを使って靴の表面に残っているクリームを落としていきます。
靴磨きはよく人間の化粧に例えられます。化粧する時も一度全部キレイにしますよね。あれと同じです。
注意しないといけないのはリムーバーを直接かけないこと。必ずいらないTシャツや靴下の切れ端にしみ込ませてから靴に付けてください。
靴クリームを塗る
靴クリームを塗る時はペネトレイトブラシを使うと便利です。手が汚れませんし、均一に塗ることができます。
靴クリームは透明なニュートラルか靴と同色を用意してください。
茶色の靴のように黒以外の色の場合は、少し薄めの色を塗ってあげると色ムラやシミを防ぐことができます。
またニュートラルとは透明な色のことです。全ての靴に使えて便利なのですが、履いていると白く浮き出てくることがあります。それが嫌で私はあまり使っていません。
そして塗る時のポイントはクリームをつけすぎないこと。クリームの目安は片足で米粒3つ分くらい。多くの人が付けすぎです。薄く薄く引き伸ばすように塗ってください。
豚毛ブラシでブラッシング
クリームを塗ったら豚毛ブラシでブラッシングしていきます。
この工程の目的はクリームを革に馴染ませ、余分なクリームを除去すること。
ここは少し力を入れても大丈夫です。手首のスナップを利かせて左右に動かします。
1つだけ注意点があって、それはクリームの色ごとにブラシを分けてください。
茶色の靴に黒用のブラシを使うと、ブラシについている色が混ざってしまいます・・。
グローブで乾拭き
最後に靴全体を布で乾拭きしてあげます。余分なクリームも取れますし、光沢が出ます。
安上りなのはいらない布切れを使うことですが、オススメなのは乾拭き専用のグローブを買うこと。手が入れられるので非常に便利です。
靴磨きの工程はこれで完成。慣れると10分くらいでできます。
靴好きな人たちはこの後に鏡面磨きを加えたりしますが、負担が増えるので靴磨きが楽しいと思えるようになるまではオススメしません。
世間の人は靴磨きすらもほとんどしていないので、これだけでも十分に差別化できます。
普段の一手間でさらに長持ち
ここまで書いてきた靴磨きは「靴を磨く」というスイッチを入れてやるものです。
どれくらいの頻度で磨くかは履く頻度に寄りますが、大体2週間~1カ月くらいかなと。
ですがここに普段のひと手間を加えるだけで靴の見た目が断然変わってきます。
そのひと手間とは履き終えた後に馬毛ブラシでブラッシングすること。これだけで汚れが取れるので見違えるようになります。
1日履いた靴には小さな埃がたくさん。見た目的にも良くありませんし、埃が靴の油分を吸って乾燥の原因にもなります。
だからこれだけは疲れていても毎日するようにしてください。30秒くらいなのですぐ習慣づけできます。
もし余裕があるなら豚毛ブラシかグローブの工程も加えるとなお良しです。こすれ跡も目立たなくなりますし、光沢が蘇ります。
まとめ
以上、簡単にできる靴磨きの方法について書いてきました。
これ以上省けないというくらい一番簡単な方法です。でもとても大事。
靴をキレイな状態に保つことはオシャレ以前に社会人として大切な心掛けです。何より履いていて気持ちがイイ。
ぜひ普段から靴にも意識を向けるようにしてください。
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