デニムと言えば、その源流はゴールドラッシュ時代の作業着にあります。
それが月日が経つにつれ、街着として使えるオシャレ着に進化していきました。
現在ではスキニーからワイド、果てはサルエルデニムまで、そのアレンジは多岐に渡っていますね。
中には革靴(短靴)と合わせることを念頭に制作されたドレスライクなものも存在します。
今回はそんなデニムブランドを4つ紹介していきます。
革靴に合うデニムブランド4選
アナトミカ
フランスのパリにあるセレクトショップのオリジナルブランドです。
定番は細めなストレートが特徴の618オリジナル。
618とは古代ギリシャの黄金比のことで、美しいシルエットの意味を込めて名付けられました。
最大の特徴はサイドシームがないこと。これにより折り目が出ず、よりスッキリとしたシルエットになります。
また生地には一般的な右綾ではなく、50年代のLeeの101Zモデルに見られる左綾のものを使用。
毛羽立ちはほぼなく、驚くほどにクリーンな様相を呈しています。
あえてセルビッジにしないという解釈も面白いですね。
ブランド側としてもできるだけ色落ちさせないで穿くことを推奨しており、ファンの間では洗濯前の酢漬けが定番儀式となっています。
リゾルト
元ドゥニームのデザイナー林芳亨氏が立ち上げたデニムブランド。個人的にはレプリカブランドの進化版だと思っています。
「たかがジーパンや」という名言はあまりにも有名。デニムを穿き込むのではなく、ガンガンに洗濯する独特のアプローチでも知られています。
ここの定番は710。リーバイスの66モデルがデザインソースとなったタイプです。
ですが単なる66モデルのレプリカではなく、かなり細めにブラッシュアップされていることがポイント。
裾は各サイズごとに複数のレングスが展開されています。しかも全て別々にパターンを引いているという力の入れよう。
全体的にビンテージのような毛羽立ちがあり、これが着用によって落ちることでキレイな色落ちとなります。
リゾルトと言えばその独特すぎるフィッティングも忘れてはいけません。
ウエストは第1ボタンがギリギリ閉まるくらいキツめで選ぶ。あとは穿いていれば自然に伸びるというわけです。
この林教とも言える穿き方には信者が多く、それと同時にキツ過ぎて穿けないと諦めていく人も多いです(笑)。
リッチフィールド
HPさえないという謎な部分が多い日本のブランド。2014年にスタートしました。
あるお店で聞いた話だと元スタイリストの方がディレクションされているらしいですね。
ここのデニムはドレスカジュアルに合うデニムというコンセプトで作られています。
単にキレイなシルエットを追求するのではなく、目指したのはクラシックとの両立。
ヴィンテージジーンズのディテールを取り入れつつ、それが主張しすぎない合わせやすさを兼ね備えています。
定番はJ-1という丁度イイ感じのストレートモデル。よく見るとトラウザーのニュアンスも見られます。
生地には13.5オンスのジンバブエコットンを使用しており、リジッドでの展開となっています。
バックスタイルにはシンチバックが付きますが、反対に革パッチやポケットは超シンプルだったりと独自の解釈が面白いです。
ハンドルーム
2016年にスタートした日本のブランド。
品質に徹底的にこだわったベーシックスタンダードを追求しています。
定番はレギュラーフィット。少し細目のテーパードシルエットです。
生地にはスーピマコットンとアメリカ綿をブレンドした13.5オンスのオリジナルなものを使用。
これにより独特のムラ感がランダムに出る仕様です。生地だけ見ればかなりヴィンテージっぽい。
ですがここのデニムはヨーロッパ風にパターンメイクされているという特徴があります。
パット見はクリーンな感じなのに、よく見れば生地がヴィンテージ。この相反する組み合わせが服好きの心をくすぐります。
すでにウォッシュされていますが、HPによるとさらに縮むそうです。買う場合は少し大きめのサイズを選んでください。
まとめ
以上、革靴に合うドレスライクなデニムブランドについて書いてきました。
この中で個人的に買うならアナトミカです。シルエットがキレイすぎて惚れ惚れするレベル。
リッチフィールドやハンドルームもかなり気になっています。リゾルトは・・遠慮しときます(;´∀`)。
ただあのタイトフィットは一度経験した方がイイです。ホント、ビックリするレベルでタイトですから。
ダイエットしなきゃという気にさせてくれる効果もありますよ(笑)
リーバイスの公式サイトもどうぞ(*´ω`*)
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