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ラグジュアリーストリートが流行ってるけど、難易度高いよって話

ラグジュアリーストリートが流行って久しいですが、2020年現在においてもまだまだファッションシーンを席巻し続けています。

ですが私はこのスタイルに少し懐疑的な見方を持っています。特に一般人が手を出すには難易度が高すぎる・・。

今回はラグジュアリーストリートをなぜオススメしないのかについて書いてみました。

もちろんファッションは自由であるべきです

ラグジュアリーストリートが大人気

私は関西に住んでいるのですが、ファッションの中心地である梅田や心斎橋へ行くと、ハイブランドに身を包んだ人の多さに驚かされます。

特に人気なのがグッチ・オフホワイト・バレンシアガ辺り。

シュプリームなんかもハイブランドではないですが、ヴィトンとのコラボで価値が上がりましたし、2次市場での価格を考えるとここに分類してもイイかもしれません。

そして驚くのがこれらを着ている客層です。大半は20代ではないでしょうか(いったい何の仕事してるんだろう・・)。

あとは自営業っぽい強面のオッチャンやアジア圏からの観光客にも多いです。

ラグジュアリーストリートの難易度が高い理由

ここからが本題です。正直なところこのスタイルを続けるのはかなり無理があると感じています。

資金力の勝負になる

ハイブランドのアイテムをコーディネートに取り入れるスタイルは以前からありました。

ですが昔は1アイテムのみといった部分的な使い方に留めるのがメイン。それが現在では全身ハイブランドで固めるとう流れになっています。

つまり結局は資金力の勝負。お金がなければどうしようもありません。

1コーデ揃えるだけでも大変なのに、これを季節ごとに数コーデ揃えるなんて地獄です・・。

アイテムが入手困難

例えお金があったとしても人気ブランドの商品は簡単に手に入るわけではありません。

ブランド側としても話題のアイテムは生産数を絞って、需要と供給のバランスを崩してきます。そうすることによってブランドの価値を高めているわけです。

これはシュプリームがよくやっている手法ですが、こうなってくると発売当日に列に並んで抽選に参加するしかありません。しかも倍率が恐ろしい・・。

転売されたものを買おうにも今度は価格が高すぎる・・。

欲しい時に欲しいものが買えるというのが本来の姿であるべきだと思います。

トレンド要素が強すぎる

ハイブランドというのはシーンの中心的な存在です。つまりトレンドを発信する側。

するとどうなるのかというとトレンドを取りすぎていることが往々にしてあります。

2020年現在においてはまだまだビッグシルエットが流行っているため、上下ともにオーバーシルエットなアイテムが目立ちます。

ですがトレンドはいずれ落ち着くもの。ビッグシルエットにも近い内に必ず終わりが来ます(というかワイドパンツに飽きている人は結構いるハズ)。

私は服についてある程度先を見越して買っていくべきだと思っています。トレンドだったり自分の年齢だったり。

そう考えるとトレンドを取りすぎているアイテムというのは長く使えません。

元が高いアイテムだけに長く使えないとなると、コスパの悪さを感じてしまうのです。

年齢的な問題

何歳になっても好きな服を着るべきという意見も分かるのですが、その年齢だからこそより魅力を引き出せるスタイルというものがあります。

特に30代男性にとっては大人っぽさが大事。系統で言うとトラッド・ワーク・ミリタリー・アウトドアあたりですね。

30代のメンズファッションに必要なのは大人っぽさだと思う

反対にストリートというのはあくまで若者のファッションです。

20代よりも30代の方がお金を持っているのに、似合っているのは20代というジレンマに陥りがちです。

どこまで行っても満たされない

結局のところラグジュアリーストリートを貫く限り、どこまで行っても満たされることはないと思います。

トレンドも移り変わりますし、新商品は次から次へと出てきます。

身の丈に合ってないオシャレは一時は自転車操業でも何とかなりますが、長くは続きません。絶対にどこかで破綻するハズです。

古着で買うという選択肢もあるが…

ハイブランドの人気商品は古着でも高値が付きます。シュプリームの様にプレミアが付いていれば定価以上になることもザラです。

ではもっと古いシーズンのものを買えば安く済むのではないか。こう考える人もいるでしょう。実はこれも上で書いたトレンドの要素からオススメであるとは言い難いです。

タイトフィット全盛の頃のアイテムを着るのはさすがに気が進みませんし、やはりラグジュアリーストリートというスタイル自体が最先端の服を着てナンボというファッションだからです。

ファッション以外のことができない

個人的にラグジュアリーストリートをしている人は、「服オタ」と「流行っているから着ている人」に分かれると考えています(ステータス性はどちらにも含まれる)。

服オタに関してはそれが生きがいなのでここでは省きます。

ですがただ流行っているから着ているのであれば、考え方を変えた方がイイように思うのです。

一般的な所得の学生やサラリーマンにとっては、ラグジュアリーストリートを続ける限りファッション以外の何もできないという状況に陥ります。

人生は選択と集中なので、全てに全力は金銭的にも労力的にも不可能です。

であるならばファッションはほどほどにして、本当に自分がしたいことにお金をかける方がイイのかなって。

この方がより充実した日々が送れますし、ファッションは安くても楽しむ方法がいくらでもありますから。

まとめ

以上、ラグジュアリーストリートをオススメしない理由について書いてきました。

いかにこのスタイルが難しいかが分かってもらえたでしょうか。

特に男性はコレクター精神があるので要注意です。ハマリ出したら最後、沼だと思っています。

スタイルとしてはカッコイイですし否定はしませんが、皆がみんなだとなんかね・・。

結論:貧乏人の僻みです(´・ω・`)。

男は黙って定番品