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コムデギャルソンのメンズラインを解説します

今回はコムデギャルソンのメンズラインについて。

色々なラインがあってよく分からないとか、ギャルソンって変な服ばっかりのブランドでしょとか思っている人も多いと思います(昔の私です・・)。

でも実は全然そんなことなくて、30代はもちろんのこと60歳以上の人でも着ることができます。

服好きなら誰もが通る道とも言われてますし、一種の教養として知っておいても損はないハズ。

個人的な勝手なイメージです

コムデギャルソンのメンズライン

コムデギャルソンオム

https://www.fashion-press.net/

デザイナーは渡辺淳弥。コムデギャルソン社の副社長を務めています。

ギャルソンのメンズで一番古くからあるラインになります。

アメリカントラッドにワークやミリタリーを混ぜたスタイルが得意。ゆったりした着心地が特徴です。

ジャケパンスタイルがメインなのでおじいちゃんになっても着ることができますし、むしろそういう人の方が似合います。

ギャルソン=奇抜と認識している人にぜひ見て欲しいライン。

ジャケットで7万円からとギャルソンの中では手頃な価格設定になっています。

コムデギャルソンオムの説明書:ブランドの特徴や評判・定番商品・サイズ感について解説

コムデギャルソンオムドゥ

https://wowma.jp/

デザイナーは川久保玲。コムデギャルソン社の社長です

元はギャルソンのスーツラインでしたが、現在はカジュアルアイテムも多く制作しています。

セットアップでの展開が多く、縮絨や切り替えしなどの面白いディテールが光ります。

オムがジュンヤさんの作るメンズの基本スタイルなのに対し、オムドゥは川久保さんが作るメンズの基本スタイルという感じ。

オムに比べてタイト目のサイズ感になっています。価格帯もほぼ一緒です。

コムデギャルソンオムプリュス

https://www.fashion-press.net/

デザイナーは川久保玲。

おそらく皆さんがギャルソンと聞いて想像する非常に奇抜なラインになります。

そして一番熱狂的な信者が多いラインでもあります。絶対にディスってはいけません。これは宗教ですから(;´∀`)。

商品を買うのはデザイナーへのお布施という感覚です。中にはそのシーズンのアイテムしか着ないという強者もいるみたいですね。

定番のカットオフなどあまりにも奇抜すぎて決してリアルクローズには成りえません。私は芸術作品だと思っております。

ですが、試しに着てみるとこれが非常にカッコイイ。

もちろん他のブランドのアイテムとは喧嘩しまくりなんですけど、全身プリュスで合わせた時の統一感は他にはない気持ちの高まりがあります。

コレクションのメインルックとなるジャケットで20万前後とお値段も中々・・。

手っ取り早くプリュスを体験してみたいという人には、定番で出ているリュック(2万円ちょっと)がオススメです。

コムデギャルソンシャツ

https://www.fashion-press.net/

デザイナーは川久保玲。

元々はシャツというワンアイテムだけで完結することがコンセプトでした。最近はシャツだけでなく全てのアイテムを制作しています。

このラインの何がスゴイかって、それはシャツというアイテムに対する解釈を広げたことでしょう。

パッチワークに変形・バックルデザインなど、同じシャツでここまでできるのかと毎シーズン感心してしまいます。

それでいてちゃんとリアルクローズの範疇に収まっているのがすごいですね。

ギャルソンのメンズラインでは珍しくフランス生産がメインとなっています(一部日本生産のものもあります)。

ということでシャツ1枚のお値段が10万円近くになることも度々あります(;´∀`)。

ジュンヤワタナベコムデギャルソンマン

https://www.fashion-press.net/

デザイナーは渡辺淳弥。

ジュンヤさんがやりたいことをやっているラインです。

デザインの基本は解体と再構築。オムに比べるとカジュアルなアイテムが多いです。ここのパッチワークは本当にスゴイ。

そして他ブランドとのコラボレーションが活発なことも特徴です。リーバイスとのコラボは定番で、最近ではノースフェイスやカーハートとよくコラボしていますね。

価格もプリュスと同じくらい高くて、カーハートとのコラボが10万円を超えてくるなど、中々手が出せないものになっています。

またアイというセカンドラインも存在します。セカンドラインなのですが、どちらかというとメインラインの補完的な意味合いが強くて価格はほとんど変わりません。

ベーシックラインという位置づけだと認識しております。

ブラックコムデギャルソン

https://tenpomap.blogspot.com/

デザイナーは川久保玲。

元はリーマンショックに対応するために生まれた期間限定のプリュスの廉価ラインでした。人気が出たので継続されています。

ブラックというだけあってほとんどのアイテムが黒で統一されています。

プリュスのデザインが元になっているということで、中々にアヴァンギャルドなアイテムが目立ちます。

デザインを再利用していること、製造工程を減らしていることによって低価格を実現しているらしい。

以前はジャケットが3万円程で買えました。しかしながら最近は価格高騰が激しくほとんどオムやオムドゥと変わらない価格設定になっています。

定番のサルエルパンツは今後このラインでしか製造しないみたいですね。

そしてほとんどのアイテムがユニセックスでの展開になります。そのため対象となるサイズ感が変わります。

私は基本Sサイズ(172㎝66㎏)ですが、ブラックはMサイズで少しタイト目~丁度くらいです。

他のラインとは違ってセールをしないことも頭に入れておいてください。

プレイコムデギャルソン

https://www.fashion-headline.com/

ハートのマークが有名なキャラクターライン。

ポーランド人のグラフィックデザイナー、フィリップ・パゴウスキーによりデザインされています。

日本人よりも海外の観光客に人気で、プレイコーナーはいつも外国人でごった返している印象。

あまりにも安直なことから、ギャルソンのファンの中でも評価が分かれているラインでもあります。

プレイはギャルソンじゃなくビジネスだっていう意見をよく聞きます。

実はその通りでプレイでの収益をコレクションに回しています。品質も値段にあったものだとはとても・・。

ギャルソンのビジネスとしての上手さが垣間見れるラインです。

ザビートルズコムデギャルソン

https://wear.jp/

デザイナーは川久保玲。オノヨーコがギャルソンに声を掛けて実現しました。

展開のメインとなるのはバッグやカットソー・シャツなど。

赤や緑のリンゴをモチーフにしたポップなデザインが特徴です。

そしてこれがギャルソンのコーデに良く合います。パット見ではギャルソンと分からないのでプレイとは違った良さがありますね。

またポールマッカートニーの意向により本革を使っていません。ビニールや合皮で代用されています。

価格はシャツで3万円~4万くらい。

その他ライン

コムデギャルソンパルファム

http://buyee.jp/

ギャルソンの香水専門のラインです。フランス社が管理しています。

一言で言うとギャルソンが香水を作ったらこんな感じというもの。

スパイシーな香りが多くエッジが効いており、非常に個性的な香水になります。そして大半がオーデパルファム。

また香水を入れているボトルも変わっていて、自立しなかったり、ガラスの表面にセメント加工しているものまであります。こういう本質とは違うところに手が込んでいるところがいかにもギャルソンらしい。

基本的には定番としての展開で、廃盤になることはマレです。

オススメはワンダーウッド・ドット・2・アメージンググリーンの4種類。

価格は90mlで15000円くらいと結構します・・。

ウォレットコムデギャルソン

http://zozo.jp/

ギャルソンの財布ライン。こちらもフランス社が管理しています。

他のラインでも定期的に財布を作ってはいますが、そちらとはまた別のデザイン。

長財布や二つ折り、ポーチなど普段使い出来るアイテムがメインになります。

ギャルソンらしさは素材使いや色で出していて、型押しやポップなデザインのものも多いです。

ポーチはアイコス入れに使う人が多いみたいですね。

まとめ

以上、コムデギャルソンのメンズラインについて解説してきました。

個人的にオススメなのはやはりオムとオムドゥです。

ベーシックでありながらギャルソンにしか出せないデザインで年齢関係なく着られるところが気に入っています。

路面店は敷居が高いと思いますが、百貨店は接客も丁寧で行きやすいです。

ぜひ一度覗いてみてください。

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