前回、ギャルソンのメンズラインについて解説しました。
そこで今回はその中の一つであるギャルソンオムについて取り上げてみます。
おそらく多くの人にとってギャルソンを取り入れるならこのブランドになると思いますし、言わばメンズラインのスタンダード的な存在です。
コムデギャルソンオムとは
コムデギャルソンのメンズで一番古くからあるラインになります。通称オム。
現在のデザイナーは渡辺淳弥。昔は川久保玲や田中啓一(爆笑問題田中のお兄さん)が務めていたこともあります。
価格がギャルソンの中ではまだ低めなこともあって、ジュンヤワタナベのセカンドラインみたいに言う人も中にはいますが、雰囲気が全然違います。
言うなればオムはギャルソンにおけるメンズ服のベーシックでありスタンダードなのです。
その意味でメインとなるスタイリングはアメリカントラッドなジャケパンスタイル。
そこにギャルソンらしい生地の加工やパッチワーク・パッカリングなどの捻りが入ります。
シーズンによってワーク寄りだったりミリタリー寄りだったりすることはありますが、基本となる軸はブレません。昔のアイテムとも非常に合わせやすいラインです。
コレクションルックも非常にシンプルで決してマネできないものではなく、もはやスタイリングの教科書並みに参考になるものとなっています。
あと年齢層はかなり幅広いです。価格が高いこともあって20代の若い人は比較的少数。
30代~上は60・70代まで何歳になっても着ることができます。
コムデギャルソンオムの定番商品
縮絨ジャケット
ギャルソンと言えば縮絨加工ですよね。特にその中でもポリエステル縮絨(ポリ縮)が有名です。
ただしオムではそこまでポリ縮に寄っているわけではなくて、ナイロンだったりウールだったりとその時々に応じて色々変わっています。
メインとなるアイテムはやはりジャケットです。元々ジャケットの提案が多いブランドではありますが、その内の何型かはかならず縮絨素材が使われています。
パッチワークシャツ
こちらももはやギャルソンの代名詞的な技法ですね。オムにおいてもパッチワークで作られたシャツは非常に多いです。
一枚で着ても主役を張れますが、ジャケットのインナーとして着た時に少しだけ見えるところがまたカッコイイ。
値段は1着3~4万円ほど。高いですが、その分の価値は十分にあるアイテムです。
ワイドパンツ
ワーク要素の入ったワイド目なパンツもよく展開されています。
オムのパンツは基本的にどれもすごく動きやすい。
太さがある分雰囲気が出ますし、大人らしい余裕があって好きです。
迷彩柄
ミリタリーのテイストをよく取り入れているため、迷彩柄のアイテムも比較的登場します。特に秋冬で多い。
一番多いのがジャケットやコートの裏地でしょうか。脱いだ時にオシャレに見えるようになっています。
ニットの柄にもたまに取り入れられてますね。
セットアップ
大人のブランドなのでセットアップ提案が多いことも特徴です。
縮絨やパッカリングのセットアップもありますし、スーツでの提案もあります。
上下同じ生地感で合わすことで雰囲気がすごく出ます。もちろんトップス・ボトムス別々で使うこともOK。
コムデギャルソンオムのサイズ感について
最後にサイズ感について書いておきます。
標準体型の人(172㎝・65㎏)でSサイズでジャストという感じ。
ですがたまにすごく大きかったり、逆に小さかったりする商品もあります。その場合はサイズを調節して合わせてください。
またオムドゥやプリュスなどの川久保さんのラインとは同じサイズでもサイズ感が異なります。
私の個人的な感覚だとジュンヤ・オム>シャツ>オムドゥ・プリュスという感じです。
まとめ
以上、コムデギャルソンオムについて書いてきました。
私は一目見た時から気に入って、できればずっと着続けたいと思っています。
もしかしたらギャルソンの中ではシンプルなので、面白さが感じられないかもしれません。でも試着してみるとそのこだわりが分かるハズ。
個人的にめっちゃオススメです。ぜひ。
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