メゾンキツネっていうブランドが気になってるから詳しく知りたい。
こんな疑問に答えていくよ。
皆さんはメゾンキツネと聞いて、どのようなイメージを持つだろうか?
シンプル・クリーン・ログマークがカワイイあたりが、一般的にイメージされるところだと思う。
服に興味のない人からすると「何でこんなに高いのだ!」とお怒りになるかもしれない。
個人的な感覚からするとどちらも正解だ。
一言で簡単に説明するなら、シティ感のあるフレンチカジュアルの代表的なブランドという感じ。
実は私自身、アパレル店員時代に取り扱っていて、キツネの服を着て店頭に立っていた。その意味で結構思い入れの強いブランドだったりする。
今回はそんなメゾンキツネの特徴から年齢層・評判・定番商品・古着・サイズ感に至るまでガッツリと解説してみよう。
目次
メゾンキツネとは
ブランドの概要
- 2002年に設立されたフランスのブランド
- 2011AWからブランド名がキツネからメゾンキツネになる
- ファッションだけでなく、音楽やアート・カフェなども手掛けている
- デザイナーは黒木理也とジルダロアエック
- ブランドコンセプトはニュークラシック
- メンズ・レディース展開
黒木氏とジルダ氏が、「音楽とファッションが融合したユニークなブランドを作ろう」と意気投合したことがブランドの始まり。
黒木氏は名前の通り日本人だが、本拠地がフランスになるため、ブランドとしてはインポート扱いになる。
キツネと言えば、多くの人はファッションブランドとして認識していると思う。でも実は一番最初に手掛けたのは音楽レーベルだったりする。その次がファッションという順番。
デザイナー自身もDJを務めることから、音楽関係の人達から火がついて有名になった。
またこれ以外にもアートやカフェ事業なんかも手掛けている。もはや総合的なクリエイティブ集団と言えるだろう。
とにかくオシャレなパリっ子が好きそうなものを、手広くやっているイメージだ。
ニュークラシック
メゾンキツネのコンセプトとして掲げられているのがニュークラシック。
キレイめなフレンチカジュアルに、パリや東京で受けたインスピレーションを加えたという表現が近いだろう。
分かりやすく言うとシティ感のあるファッション。この一言に尽きる。
毎シーズン発表されるコレクションを見ても、モード系ブランドによくある衣装的なものはほとんどない。
色味自体はカラフルなものも結構あったりはするが、アイテムのパターンはどれもシンプルであることが多い。
その意味で服に着られるということもないし、他のブランドとも難なく合わせられる。
アイテム単体で差別化を図るというよりも、コーディネート全体でオシャレに見せていく感じ。
もちろん主役も張れるけど、個人的には脇役に回った時の縁の下の力持ち的な役割が、向いていると思っている。
特に日本のセレクトショップにおいては、定番商品しか置いていないことも多く、よりシンプルでキレイめなブランドというイメージが強くなっている。
キツネのロゴ
メゾンキツネを着る理由として、キツネのロゴがあるからという人も多いと思う。
特にトリコロールをあしらったものが有名だ。
このキツネのロゴマークにはシーズンごとに色々種類があるのだが、どれを見ても何となくキツネであることは分かる。
最近はハイブランドを中心にロゴドンデザインが流行っているため、このトレンドがキツネの人気を押し上げていることは推測できる。
ただブランドアピールが下品と捉えられがちなロゴドンとは違い、キツネの場合あくまで上品で控えめであることがポイント。
ロゴを思いっきり前面に出すのではなく、あくまでチラ見せ程度に「キツネ着てますよ」と匂わせることができる(一部ロゴドン的な商品もある)。
個人的にもキツネのこの姿勢には賛成で、例えばシャツやポロシャツの場合無地だとなんか寂しかったりもするけど、ここにロゴがあることで1ポイントになる。
この控えめなのにしっかりアピールはするあたりが、人気の理由だと思っている。
定番の文字デザイン
キツネのロゴマークと同様に、文字が書かれたデザインも人気だ。
例えば「Parisien」「Cafe Kitsune」「JESUS ALLE AU COLLEGE KITSUNE」などはどれも定番で、ロゴほどではないが、それなりの知名度がある。
あからさまなのは嫌だけど、分かる人には分かってほしい。そんな需要に応えてくれる。
この中でオススメなのはParisien(パリジャン)のデザイン。上に挙げたものの中でも一番有名だ。
無地にParisienの文字が書いてあるだけなのだが、シンプルであるが故に抜群の合わせやすさを誇っている。
定番のTシャツやスウェットで何を買うか迷ったときは、Parisienを選んでおけばまず失敗しないだろう。
厳選された生地
キツネの服ってパッと見ただけだと、何でそんなに値段がするのか分からないものがよくある。
「こんなのユニクロにもあるじゃん」って思うかもしれない。
ただ実際に着てみると、もっと言うと長く使ってみるとその良さが分かる。
まず1つはパターンの良さ。ユニクロと違ってターゲットを絞ってあるためシルエットの出方が全然違う。
そしてもう1つが生地の良さだ。
着た瞬間に「めっちゃイイ」と感心するくらいに着心地がイイ。
生地って糸を細くすればするほど肌触りが良くなるけど、オックスフォードシャツやポロシャツなどは太めの糸を使っている。
つまり耐久性が良くて着心地もイイってこと。
私は販売員時代、毎日のようにキツネのシャツを着ていたのだが、何回洗っても型崩れしなかったほどだ。
女子受けの良さ(モテについて)
キツネを着る理由の1つに女子受けの良さを挙げる人も多いだろう。
音楽やカフェというカルチャー的な要素もあるし、2010年頃はオシャレさんがこぞって着ていたこともあり、キツネを着ている=オシャレな人というイメージが出来上がっている。
そもそもキツネが好きな女の子がめっちゃ多い。単純にロゴマークもカワイイからね。
オンリーショップに行くと店内の7割くらいは女性客かカップルだし。
最近でこそ「ロゴ目当てだろ」というカウンターも増えたような気はするけど、女子受けの良さでいうとまだまだゴリ押しできる。
さすがに全身キツネになるとどうかとは思う。それでも上で書いたように縁の下の力持ちに徹するのであれば、悪い評価はまずないだろう。
反対にロゴが前面に押し出されたアイテムは要注意。
特にキャップやトートバッグは安くブランドを取り入れられるため、ダサい人がこれ見よがしに合わせていることがある。
「メゾンキツネ ダサい」で出てくる意見の大半は、このようにブランド名に頼りきったコーディネートをしていることにある。
コスパが悪い
ここまでメリットを中心に書いてきたが、もちろんデメリットもある。それがコスパの悪さ。
いくらモノが良かろうが、おいそれとは買えない価格設定だ。
もちろん海外ブランドということは関係している。関税がかかるからどうしても高くなる。
ただそれを除いてもまだ高いかなって。
その大きな理由となっているのが広告費の高さ。コレクションを行っているし、雑誌への掲載頻度がかなり多い。
有名芸能人を広告塔に使うこともあり、イメージ作りのためにかなりお金をかけていることが見て取れる。
分かりやすく言うとドメブラの平均的な価格帯×1.4くらいなイメージ。
特にTシャツの値上がりが半端ない。2010年頃は7000円程で買えたのだが、最近は15000円以上する。
反対にオックスフォードシャツなんかはずっと3万円で一定だ。
多くのセレクトショップで扱っている定番モノはセールにもかかりにくいことから、余計高いというイメージが付いているのだろう。
私自身も良さは分かっているつもりだけど、この価格設定のせいで選択肢には中々入ってこなかったりする。
A.P.C.やサイベーシックスとの違い
シンプルなブランドということで、A.P.C.やサイベーシックスと比べる人も多いと思う。
個人的にはA.P.C.には似ているけど、サイベーシックスとは全然違うというのが結論。
A.P.C.は同じフレンチカジュアルのブランドだし、キツネのスウェットはA.P.C.が取り扱っていたこともある。
反対にサイベーシックスとは明らかに異なる。似ているのはロゴマークがキツネかサイかの違いくらい。
サイベーシックスはパターンがめっちゃ複雑なのだ。パッと見こそベーシックなように見えるけど、よくよく見るとガゼット使いを駆使した変形パターン的なものが取り入れられている。
私は販売員を辞めてからはこの面白さが気に入って、キツネの代わりにサイベーシックスを使うことが多い(価格も普通だし)。
メゾンキツネの年齢層
シンプルなフレンチカジュアルという点で、年齢層というものは特にない。
20代前半から60代以上までどの年齢層でもOK(体型さえ維持できていれば)。
若ければ「若いのにキツネ着てるなんてオシャレね」となるし、60代以上であればキツネのロゴマークで可愛さ、もっと言うとユーモア的なものをアピールできる。
ただ価格的なハードルがどうしてもあるため、肌感覚だと20代後半から30代の独身もしくは子供のいない既婚者あたりになるのかなと思う。
ちなみに私が着ていたのは27歳の頃だった。これはただ単にお店で扱っていたというだけで、30代中盤の今買うかどうかとなると、やはり価格面がネックになってしまう。
メゾンキツネの店舗
※2021年2月時点での情報
東京だと青山・代官山・新宿に直営店がある。
私は関西住みなので、大阪だと2019年に南堀江に路面店ができた。
ショップ面積が広く、ゆったりとお買い物できるのが特徴。ハイブランドによくある敷居の高さは感じないので、気軽に入ることができる。
店内にはキツネのオブジェもいくつかあって面白い。
その他京都だと藤井大丸と新風館にオンリーショップが入っている。
大手のセレクトショップだとエストネーションやCSケーススタディがよく扱っているイメージ。レディースだと伊勢丹が運営しているリスタイルに行けばある。
基本的に取り扱い店の多いブランドだし、定番商品であれば直営店に行かなくても手に入りやすい。
メゾンキツネの評判
ネットでの評判はこんな感じになっている。
かっこ良くてお洒落な男性って、メゾンキツネ着てる気がするなぁ。
一昨年買ったメゾンキツネのTシャツ。何度か洗濯する内にコットンのサラッとした風合いが出てきて、とても良い。
1ポイントのキツネはかわいいけど、真ん中にでっかいキツネはオシャレだと思えない。
メゾンキツネのトレーナー可愛すぎて欲しすぎるけど、さすがにトレーナーに2万は払えないんだよなあ・・。
オフィスカジュアルでメゾンキツネ着るの良いですよね。
好きな男が着るメゾンキツネほど好きなものはない。
メゾンキツネ着てる女子は大抵オシャレで可愛い。ソースは俺。
結婚1周年記念ということで、メゾンキツネを2着ポチっ。
陰キャはメゾンキツネ着ません。陰キャは地元のイオンの2階にある変な服屋の服着てます。
近所の公園、小学生が姉妹でメゾンキツネ着て遊んでて怖い。
これ以外にも芸能人の〇〇がTVでキツネ着てたという報告ツイートが山ほどあった。俳優やタレント・スポーツ選手など業種に関係なく、幅広く着られているようだ。
有名どころだと、どん兵衛のCMでは星野源さんが着用している(きつねうどんだけにシャレが効いてる)。
韓国の男性グループがよく着ていることもあり、中には韓国のファッションブランドだと勘違いしている人もいた(笑)。
基本的に有名人がたくさん着ていること、ロゴマークがカワイイことから、概ね好評なツイートが多い。
値段は可愛くないという意見もそれなりに見られたけど。
メゾンキツネの定番商品
キツネTEE
キツネと言えばとにかくTシャツが有名だ。以前はキツネTEEという別ラインだったが、今はメゾンキツネに統一されている。
デザインはシンプルに見えるものからちょっと個性的なものまで様々。
安全牌はParisienになるのだけど、それ以外のデザインもキツネならではのユーモアに溢れており、なんか面白いなと感じるハズ。
もちろん着心地だって最高だ。その辺のブランドのTシャツとは生地が全然違うことが分かる。私も自分用に3枚持っていて、親にも1枚プレゼントしたことがある。
ただ上で書いたように値上がり幅が半端ないので、コスパという面ではかなりキツくなってしまった。
ポロシャツ
ポロシャツってロゴ勝負なところがあるので、そうなるとキツネはかなり強い。
特にモテを意識した場合、キツネに勝てるブランドはそうないだろう。
色展開も豊富で、定番のグレーやネイビーの他にもフレンチらしい赤なんかもあったりする。
生地はポロシャツにしては固め。着る時にそれを感じるが、その分丈夫で気負わず着れる。
注意点としては濃い色の場合はどうしても色落ちがあるので(特に襟部分)、洗濯はなるべく軽めにした方が良い。
オックスフォードシャツ
キツネのアイテムの中で一番ミニマルなのがシャツ。アウターを着る場合、ロゴマークは隠れるし・・。
パット見で分かることはものすごくクリーンってことぐらいだろう(これはこれでスゴイと思うけど)。
とは言え、このシャツは長く使っていくうちに良さが分かるアイテムでもある。
オックスフォードなのに肌触りが良く、手の込んだ縫製は着る人に負担をかけない。
めちゃくちゃ丈夫だし、私の場合はネットに入れて200回ほど洗濯したけど、全く問題なかったほどだ。
デニムジャケット
リーバイスの2ndタイプを元にデザインされたデニムジャケット。日本製のデニム生地を使用している。
以前はリジッドでの展開だったが、最近は1ウォッシュになった。
軽めのオンスで、ポケットの位置が下に付いているのが特徴。背中のタックもなくしてある。
一般的なイメージのデニムジャケットよりも少しゆったりとしたタイプなので、着ていて楽だし、トレンドにも合っている。
デニムジャケットなのにクリーンな雰囲気になるところが、いかにもこのブランドらしい。
スウェット
裏がパイル地になったスウェット。生地は少し固め。Tシャツと同じく、シンプルにロゴマークだけのものと文字デザインが入るものがある。
ここもオススメはParisienだけど、JESUS ALLE AU COLLEGE KITSUNEもカレッジ風で面白い。
あとこのアイテムのみサイズ感が小さめになっている。特に身幅と袖幅がタイトなため、シャツの上から着る場合は1サイズ上げよう(そうでない場合も上げた方がイイかも)。
一番の問題は26000円という価格。スウェットでこの値段かぁ・・。
カーディガン
個人的にキツネのアイテムの中でかなり難しいなと思うのがカーディガンだ。
とろけるような滑らかな肌触りで、一目でイイ生地を使っているのは分かるのだが、毛玉になりやすいイメージがある。
定番色ではなく、赤・青・黄・緑などをメインにした色展開もちょっと使いにくい。
価格が4万円を超えてくることもあって、サブで使う色にそこまで払えるかっていうコスパの問題もある。
実際、お店で扱っていた時はほとんど売れなかった。逆に言うとキツネのカーディガンを持っている人は相当服が好きな人だと思っている。
デニム
ストレートとタイトストレートの間くらいの細さのデニム。
インディゴは黄色ステッチ、黒はステッチが同色でミニマルな見た目になっている。
どちらもヨーロッパらしくクリーンな生地感で、雰囲気としてはアクネに近い感じ。
最大の特徴は、バックポケットに刺繍であしらわれたキツネのロゴマークになる。
小さいけどデニムを背景にするとかなり目立つし、着丈が短めのアウターなら隠れずアピールすることができる。
キャップ
キャップも有名だ。というか簡単にブランドアピールできるので、そういうファッションをしたい人が手に取りがち。
実は芸人の有吉さんが「ダセェ」と断罪したアイテムってことでも有名だったりする(笑)。で、実際にこのアイテムはどうかというと、使い方に少し気を付ける必要がある。
デザインはトリコロールロゴとParisienが有名だけど、どちらもカジュアルさが強く、場合によっては野球帽っぽく見えてしまうところがある。
ストリートスタイルで合わせるよりも、あくまでフレンチカジュアルやトラッドのハズシとして使うのが良さそう。
キツネのアイテムが揃ってきて、次に何買おうかなという時に初めて選択肢に入ってくるアイテムかなと。
トートバッグ
キツネの中では8000円と価格が高くないこともあり、非常に売れているアイテム。
柔らかい薄手のキャンバスを使用しており、最初から馴染みやすいのが特徴。
A4サイズが入る大きさなので、普段使いしやすい最低の基準も満たしている(1泊2日の旅行はムリ)。
ただ男性が使うとなるとちょっと注意が必要だ。可愛くなりすぎる危険があるし、ロゴ目当て感も強くなる。大きさも男性が持つならもう少し欲しい。
あとは生地の薄さをどう評価するか。個人的にはキャンバス感がもう少しある方が男性には合うと思っている。何というかムック本の付録っぽさがあるんだよね・・。
iPhoneケース
大人気アイテム。キツネの服を着ない人でもデザインがカワイイということで、持っている人も多い。
価格も6000円くらい(素材による)なので、比較的買いやすいところも人気の秘密。
シーズンごとに色々なデザインが出ており、デザインによって売れ行きにかなり差がある。
やっぱり人気なのはキツネをキャッチーにデザインしたもの。人気なのは本当に一瞬で無くなってしまう。
2021年の最新版はiPhone12で、私がお店で取り扱っていた頃は確かiPhone 4あたりだった。時の流れは速いなぁ・・。
最初に買うならこのアイテム
キツネのアイテムを色々見てきた上で、個人的にオススメしたいのが以下の2つ。
- ポロシャツ
- デニムジャケット
ポロシャツは2万円程で、多くのブランドが12000円くらいで買える中、かなり高めに設定されている。
ただ昔から16000円くらいはしたので、そこまで値段が上がっているようには感じない。それに加えてキツネのロゴマークが使えることが大きい。
個人的にロゴアピールはしない派だけど、ことポロシャツに関してだけはロゴで選んでもイイかなという考えを持っている。
特に夏場は全体的にシンプルになりがちなので、アクセントになるポイントがあるのは武器だ。
デニムジャケットは4万円くらいで、少し高めのドメブラというくらい。
今や2ndタイプのデニムジャケットなんてユニクロでも売っているのだから、そこまで2ndであることに珍しさは感じないかもしれない。
だけどクリーンな2ndとなると他にそう無いのも事実。
デザインがドメブラの様に尖がっているわけではないが、このクリーンであるという特徴だけで十分戦っていける商品だと思っている。
ここに金銭的に余裕があればオックスフォードシャツを加えてほしい。
品質自体に疑いようはなく、春秋冬の3シーズン使える凡庸性もあり、めっちゃオススメできるアイテムになる。
ただシンプルであるが故に、大金を叩くことに抵抗がある人も多いだろうという理由から今回は次点にしている。
どうせ3万円払うなら、もっとデザインに特化したものが欲しい。
シャツってそこまでお金をかけるべきアイテムでもないし、今はユニクロや無印などのファスト系でもそれなりのものが手に入る。
この辺りのバランスを見てから判断することも悪くないと思う。
メゾンキツネの古着
キツネの古着でよく見るのがこのあたり。
- キツネTEE
- オックスフォードシャツ
- スウェット
- デニム
上でデメリットとして挙げたように、キツネの価格の高さはどうしてもネックになる。
ただこれはあくまで新品で買うことだけに絞った場合の話。古着を含めると話は変わってくる。
一般的な古着の価格というのは定価の1/3~1/4くらいに設定されている。
これに対してキツネの古着は定価の1/5や1/6なんてことも珍しくない。
中でもシャツやスウェットはこの価格帯で買えることが多く、非常に狙い目なアイテムとなる。
デニムも安いのだが、デニムを古着で買うことはオススメしない。Tシャツは普通くらいの価格に収まっている。
なぜここまで安くなるのかというと、単純に流通量が多いから。
特に定番商品は取り扱い店が多く、同じものが大量に2次市場に出回る。そうなると当然値段は下がるわけで。
もちろん同じ定番商品でもロゴマークにシーズンでの違いがあれば、希少性から高くなる傾向はある。
完全なシーズンものだと価格は一気に上がり、一般的な古着価格、中にはそれ以上付くものもあったりする。
古着にそこまで抵抗がないのであれば、まずは古着でお試しという戦略はかなりオススメだ。
メゾンキツネのサイズ感
最後にサイズ感について書いておく。
標準体型の人(172㎝・65㎏)でSサイズが適正サイズになる(スウェットは1サイズUP)。
シャツであれば38、デニムで30くらい。
大体これくらいのサイズで選んでおけば、現行の感じだとジャスト~少し余裕を持って着れるハズ。
ただ古着で過去のシーズン、特にメゾンキツネに名前が変わる前から変わった直後のものであれば、同じサイズでもタイトに感じるものが出てくる。
その場合は1サイズUPも検討してほしい。
まとめ
以上、メゾンキツネについて書いてきた。
何度も書くようにロゴマークありきなブランドで、それによって評価が分かれることは確かだ。
服好きさんの中には敢えて避けている人もいるだろう。
だけど現状としてはイメージも悪くなく、ロゴをデザインの1種として取り入れることはまだまだ有効だ。
昔のように知る人ぞ知るブランドという感じではなくなったが、だからこその知名度を活かせる。
こんな感じで打算的な戦略と品質の良さで、幅広く勝負できるブランドだと思っている。
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