今回はkolorについて。日本を代表するデザイナーズブランドであり、セレクトショップの定番でもあります。
私もここのパンツが好きで、よく利用しています。
カッチリとしたコーディネートのハズシとしても効果的ですし、もちろん主役も貼れます。
そんなkolorの魅力に迫って行きましょう。
目次
kolorとは
kolorについて
2004年にスタートしたドメスティックブランドです。デザイナーは阿部潤一。
ブランドとしての経歴も華々しくて、設立当初から非常に注目されていたと聞きます。
2012AWからはパリコレにも参加しています。最近はルック形式での発表になっていますね。
またピッティウォモにてメインゲストデザイナーとしてコレクションを行ったこともあります。
ただ近頃はちょっと勢いが落ちてきたかなという印象です。それに加えて2019SSのライトアウターが26万円するなど、年々インフレが激しいところもマイナスポイント。
テイストについては、やはりメインとなるスタイルはトラッドです。そこにkolorらしい素材や加工を施すことで、絶妙なバランスを取っています。
ですが決してトラッド一辺倒な訳ではなく、その時々で求められている要素を取り入れている柔軟性もあります。
2019AWのコレクションは、ビッグシルエットにストリートテイストというかなりトレンドよりの内容になっていました。
kolor beconについて
2012年にスタートしたカラーのベーシックラインになります。
そのシーズンのテイストには合わないものでも、カラーが基幹アイテムとして打ち出しているものを揃えています。
このラインのアイテムだけを取り扱うというセレクトショップも多いです。
ベーシックラインですが、さすがカラーというだけあってクセはかなり強いです。
素材へのこだわりがスゴイ
kolorについて多くの人が評価するのが、その独創的な素材使い。デザイナーは素材の魔術師という異名を持ちます。
よく使われるのがナイロンです。パリパリとシワ感のある生地はいかにもkolorらしくて癖になるもの。
また敢えて引きつりを起こさせるパッカリング加工もブランドの代名詞となっています。
色使いが面白い
色使いにも特徴があります。それは黒をほとんど使わないこと。
例えばパンツだと色展開がネイビー・カーキ・グレーの3色であることが多いです。
珍しく黒を使ったと思ったら、思いっきり色褪せしている。
そうかと思えばオレンジや水色を定期的に使うなど、個性的な配色も見られます。
サカイとの関係について
実はデザイナーの阿部潤一氏はサカイのデザイナーである阿部千登勢氏と夫婦関係にあります。
コムデギャルソンの社員時代に知り合ったみたいですね。
元々サカイは夫である阿部潤一氏の「自分のブランドをやってみたら?」の一言から始まりました。
いずれにせよkolorのデザインにはたまにサカイっぽい要素が入っていることがあります。その逆も然り。
それぞれが影響しあっているのは確かです。
kolorの定番商品
パッカリングパンツ
最初に買うならまずはこのアイテムからと言われるほどブランドの顔になっているアイテム。
サイドに引きつりを起こさせたパッカリング加工が目を引きます
素材はシャリ感のあるナイロンが定番。デニム素材も定期的にリリースされています。
スラックス
ブランドとして有名なのはパッカリングパンツですが、実はコレクションに使われているのはスラックスがメインだったりします。
テーパードのかかったドレス仕立ての上品なアイテム。合わせやすいのはこちらの方です。
もちろんただのスラックスではありません。大抵はウエストや裾にkolorらしいワンポイントが入ります。
ダブルジャケット
ジャケットに限らずコートなども前を2枚仕立てにすることが多い印象です。
ダブルにすることでよりクラシックになりますが、襟を細くしたり素材を工夫することでそれを感じさせません。
またジャケット自体に柄や切り替えしが入ることもあります。
ナイロンカバリングジャケット
kolorのトップスと言えばこのアイテム。ラペル付きニットカーディガンです。通称クリノジャケット。
ユナイテッドアローズの栗野宏文氏が愛用していることからこう呼ばれています。
シワ感のあるジャケット感覚のカーディガンという感じ。素材は結構チクチクするので、シャツの上に羽織ってください。
ボーダーアイテム
柄ものの中で最も登場回数が多いのがボーダーデザイン。
それもよくある細いボーダーではなくて、太いボーダーがランダムに配置されたものが定番です。
コートで取り入れることもあるので、これってかなり珍しいかなと。
ウールダンボール素材
ウールで断面が段ボールのような構造をしたアイテムです。
雪見だいふくのようなモチモチとした生地感で、ストレッチがかなり効いています。
張りがあるのでボンディングみたいに感じる人もいるかも。気楽に着れるところが便利です。
kolorのサイズ感について
最後にサイズ感について書いておきます。
標準体型の人(172㎝・65㎏)でサイズ2でピッタリという感じです。コートなどは物凄く大きい時があるので、1でも着れることがあります。
逆にパンツのサイズ1は結構小さいです。私も今より10㎏以上痩せていた頃は1を着ていましたが、1か2かで迷うくらいであれば2の方がイイと思います。
まとめ
以上、kolorについてまとめてみました。
個人的にはやはりパッカリングパンツから試して欲しいと思っています。
あと注意しないといけないのは、クセが強いのでブランドによっては明確に合わないことがあります。
オススメなのは同じトラッドスタイルのブランド。私はコムデギャルソンオムとよく合わしています。
参考にしてみてください。
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