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ブランド料の正体。ブランド名にお金を払ってますけど何か?

よくブランド品を買う人を揶揄して「ブランド名にお金を払っている」と言うことがあります。

確かにこれは間違ってはいないのですが、それだけでブランド品を排除するというのも何か違う気がします。

そこで今回はブランド名にお金を払うことについての私の考えを書いていきます。

分不相応だとはいつも思いながら着ています(笑)

日本人はブランド品が大好き

日本人は本当にブランド品が大好きです。この場合のブランドとはヴィトンやグッチなどの高級ブランドを指します。

女子高生でもヴィトンの財布やバッグを持っていますし、女性の約半数は何かしらのブランド品を持っているというデータもあります。

バブルの頃なんかはフランスへ行ったツアー客でヴィトンの店舗がごった返していたという話もありますね。フランス人にあきれられたのだとか(;´∀`)。

もちろん私もブランド品が大好きです。

以前、ブランド名に惑わされないようにしようという内容の記事を書きましたが、やはり好きなものは好きです。

有名ブランドでも全ての商品がイイわけではない。その服、ブランド名で買ってない?

もちろん服の本当の価値は服そのものにあります。でも分かってはいるけどブランド名に惹かれてしまう。何というダブルスタンダード。

好きすぎてお金を払うのはもはやお布施の感覚です(笑)。

ブランドは多くのものをもたらしてくれる

ブランド品を買うことで客は多くのものを得ることができます。

一番は安心ですし、それを持っていることでのステータス性も確保してくれます。

結局は誰もが自分の選択に自信がないってこと。ブランド品を選んでおけば周りが納得してくれるだろうということです。

万が一の時、「〇〇のブランドだから」が通用することもあるでしょう。

この気持ちすごく分かります。どれだけ気に入った商品があっても知らないブランドのものだと不安になりますから(家に帰ってから調べます)。

あとある程度高いと何となく良さそうと思えたり・・。

敢えてタグを切ってくれというブランドもある

https://b-o-y.me/

このようなブランド主義に異を唱えたブランドがあります。それはメゾンマルジェラ。

メゾンマルジェラの説明書:ブランドの特徴や評判・定番商品・サイズ感について解説

ビッグメゾンであるマルジェラはタグをわざと取りやすい形にしています。

これはブランド名ではなく、服そのものに価値を感じて欲しいというデザイナーの想いからです。

真のマルジェラ信者はその通りにタグを切ってから着るらしい。

ですが私は絶対にできません。タグを含めての服の価値だと思うからです。あと売る時に困りますし・・。

ブランド料の正体

ここでブランド料の正体について考えてみます。ブランド料という漠然とした加算があると思っていませんか?

私はブランド料とは広告費と店舗維持費、そして人件費だと思っています。

イイものを作っているだけでは高級ブランドになることは不可能です。ブランドイメージを作らなくてはいけません。

そのためにコレクションも行いますし、雑誌掲載やCMなど莫大な費用をかけることになります。

また立地も大切です。都会の一等地に店舗を建てるからこそ洗練されたイメージを持ってもらえます。

サービスも良くないといけないので、従業員の給料も他のアパレルに比べると高いですし、人数も多いです。

このようにブランドイメージにかけた金額がブランド料として商品に加算されていきます。

ただヴィトンのように本当にトップのブランドは価格を上げることでイメージを維持したりすることはあります。

円高の時に2割ほど値上げしましたからね(笑)。

大切なのはこだわりに共感できること

ただいくらブランド品のイメージが良くても、それだけで買っているのは何か寂しいというもの。

そこで私がオススメするのはこだわりを見つけるということです。

デザイナーが好きとか、歴史があるとか何でもイイです。要はブランド品だから買っていると思われないようにするためなので。

そしてこれを続けて行くと、他のブランドにも興味が出てきます。

するとマイナーなブランドに出会うこともあるハズです。もしかしたらそのブランドこそが、あなたが本当に探していたブランドなのかもしれません。

こんな感じで高級ブランドも好きだけど、そうでないマイナーブランドも買う。

そしてどちらにも1本の芯が通った自分なりのこだわりがある。そんなのがカッコイイと思うのです。

まとめ

以上、ブランド名にお金を払うことについて書いてきました。

最後にちょっとだけ未来志向の解決策を書きましたが、私もまだまだブランド病からは離れられません。

何てったってズッカが好きすぎて60着以上買ってきた人間ですから(笑)。

ただそれでも以前に比べると興味の矛先がドマイナーブランドにもかなり向いてきました。

今後どうなっていくのか自分でも楽しみです。

最近は歴史があるブランドが好きです