どれだけ知ってる?京都発のファッションブランド9選を紹介します

どれだけ知ってる?京都発のファッションブランド9選を紹介します

皆さんは京都発のブランドと聞いて何を思い浮かべますか?

もしかしたら服好きの人でも中々思いつかないかもしれません。

でも探してみると意外とあるなと。いくつかは実際にお店にも行ってきました。

今回は京都発のブランドについてまとめてみたので、どれだけ知っているかチェックしてみてください。

和をテーマにしたブランドが多いです

レインメーカー

https://www.fashion-press.net/

2013年にスタートしたデザイナーズブランド。デザイナーの渡部宏一はN4の立ち上げメンバーでもあります。

ストゥディオスが取り扱っていることもあって、京都と言えばこのブランドを想像する人も多いでしょう。三条に路面店がありますね。

トラッドをベースにモードのエッセンスを加えたスタイルが得意。どことなく上品で優しい雰囲気がします。

定番アイテムはノーカラージャケットやトラウザー。特にジャケット類はミニマルだからこそカッコイイです。

引き算が得意なブランドなので、30代以上の男性にオススメです。

ササフラス

https://midlandship.jp/

2004年にスタート。知名度はあまりありませんが、一部の服好きの人達から絶大な支持を集めているブランドです。

関西ではロフトマンを中心に比較的目にすることが多いです。三条には路面店もあります。

スティーブ・ゴサードという架空の人物が運営するガーデニングショップがコンセプト。

その意味で展開しているアイテムはどれもワークテイストが強いものばかりです。全身ここのブランドでコーディネートするともれなく作業服になってしまいます(笑)。

定番はフォールリーフシリーズ。特にデニムとコートが有名です。フォールリーフとは名前の通り落ち葉拾いの意味。落ち葉を拾って入れる用の大きなポケットが付いています。

このように全てのディテールに意味があります。その意味を考えながら服を着るのも楽しい。

KATO`/AAA

http://zozo.jp/

1999年にスタートしたブランドです。デザイナーは加藤博。

KATO`と言えばデニムと言われる程、こだわりを持って作られています。

その中でも特にブランドの顔となっているのが3Dデニムというモデル。平置きすると湾曲するのは、立体裁断を採用しているからです。

変な位置に付いた個性的なポケットや処理されていないオレンジの糸など、とにかくクセが強い。

このクセの強さは他のアイテムにも共通しており、パッと見は普通でもいざ着てみると特徴的なパターンが引かれていることに気づくハズです。

逆にAAAの方はオーソドックスなアイテムが多め。使いやすいのは断然こちらの方です。

SOUSOU

http://www.sousou.co.jp/

元々は足袋のお店としてスタート。現在では服から雑貨までを扱う総合ブランドになっています。

ジャンル別に四条の近隣に7店舗が密集しており、傾衣という店舗がメンズのお店なります。

テーマは歌舞伎者で、京都らしく和服を日常着にしたイメージ。

トップスは法被などの羽織、ボトムスは袴がメインとなっています。

デザインが特殊なだけあって、普段の服と合わせるのは中々に難しいです。やるなら全身SOUSOUコーデで。

和服っぽいため高いように感じますが、普通です。生地に化繊を多くすることで、価格を抑えています。パンツでも15000円あれば大体買えます。

京都デニム

https://kyoto-denim.com/

2007年にスタート。京都駅前に1店舗だけお店があります。セレクトショップへの卸などは一切していません。

元々は着物を作っていましたが、着物の需要減を受けてデニム事業に参入しました。

着物は中々日常で着られない。でもジーンズなら気軽に着れる。ならば着物の技術を使ったデニムを作ればイイというのがブランドの始まりです。

ここの最大の特徴は京友禅染めを用いてデニムに絵柄を加えていること。手持ちのデニムにデザインを足して、オンリーワンのアイテムにすることが可能です。

他にも裏地だけ染めてロールアップした時に柄が見えるようにするサービスもあります。

定番で展開しているデニムも非常に個性的。鎧だったり忍者だったりと京都らしいイメージを元に作られています。

京都デニムの説明書:ブランドの特徴や評判・定番商品・サイズ感について解説

京都デニムの路面店を紹介。店内の様子を写真付きレポート

でにむどす

https://www.denimdosu.jp/

岡山児島のデニムを使って着物を作っているブランド。

ファッションとしての着物を提案していて、着崩しもドレスアップも全て着る人次第というスタイルです。

コンセプト的には上で紹介した京都デニムに似てますね。

メンズのメインとなるのは6オンスの浴衣。濃いインディゴがとにかくカッコイイです。

もちろんデニム素材なので洗濯もOK。虫に食われる心配もありません。

価格は浴衣で4万円程。帯も4万円しますが、ここは安いもので代用しても良さそうです。

一の井

https://blog-kyoto.takashimaya.co.jp/

リメイクデニムを使用したバッグブランド。僅か4人という少人数で作っています。

百貨店の催事がメインで、催事がない時はアトリエに商品を置いているそう。

どちらかというと年齢層が高めのブランドです。私が見た時には着物売り場に出店していました(笑)。

デニム生地にはカイハラのものを使用。洗いがかかっていますが、使うとさらに経年変化していきます。

価格は2万円~6万円くらい。オーダーメイドも可能です。

またペットの絵を専門の絵師が書いてくれるサービスもあります。この部分は洗っても色落ちしません。

kento hashiguti

https://www.kentohashiguchi.com/

2017年にスタートしたバッグブランド。

デザイナーのハシグチケントさんは大学時代から独学でバッグ製作に取り組み、卒業と同時にブランドを立ち上げました。

シンプルなバックですが、モノトーンを中心としておりモードに合わすことも可能です。

驚いたのは元となる素材がキャンバス(帆布)なこと。そこにラミネート加工を施すことで、別の素材に見せています。

余談ですが女性ファッションYouTuberのkinokoさんがモデルをされています。カワイイ。

一澤信三郎帆布

https://plaza.rakuten.co.jp/yan4361/

帆布製品の老舗ブランド。お家騒動が有名ですね。

商品のメインとなるのはやはりトートバッグです。その他リュックやサコッシュ、エプロンなども作っています。

生地には6号または9号の極厚帆布を使用。バッキバキという表現が一番近いかなと。

大半はパラフィンコーティングされているので、若干の撥水性を持ちます。

また帆布製品では珍しく、柄ものが豊富なところも特徴です。柄は着物を染める工場で手作業で染められています。

実はオーダーメイドも請け負っています。こちらは最長3ヶ月ほど時間がかかります。

まとめ

以上、京都発のファッションブランド9選について書いてきました。探したらまだまだありそうですね。

私は京都に住んでいるということもあって、地元のブランドは応援したくなります。

個人的にはやっぱりササフラスが好き。ここの服は本当に面白いです。去年2着買っちゃいました。

皆さんも地元のブランドについて調べてみてください。

奈良とかほとんど靴下ブランドになりそうな予感(笑)