【大阪】梅田の隣、中崎町周辺のメンズセレクトショップ13店舗を紹介

※2021年1月更新

中崎町のセレクトショップにはどんなお店があるの？

こんな疑問に答えていくよ。

中崎町と言えば梅田のすぐ隣。個人的に大阪で一番オシャレな人が多いエリアだと思っている。

普段からよく行くし、何よりもレトロな街の雰囲気が好きだ。

下町っぽさのある街並みに、セレクトショップや古着屋・雑貨店が数多く存在している。

もし相手がいるなら、カップルで一緒に服屋巡りするのもイイだろう。

ただそんなオシャレなエリアであるにもかかわらず、服好きさん以外の人達からはあまり知られていなかったりする。

今回はそんな中崎町初心者の人に向けて、どんなセレクトショップがあるのかガッツリと解説してみよう。

初めに13店舗を紹介し、その後で時間が無い人向けに、1日で回れるオススメの4ショップを厳選してみた。

興味のある人はぜひ読んでみて欲しい。

NU茶屋町から5分で行けるよ。電車の駅もあるけど、多分歩いた方が早いよ

中崎町のセレクトショップの特徴

中崎町には全国区のセレクトショップは1つもない。どこも小規模なものばかりだ。

中には戦前から残る古民家を改装したお店もあり、レトロな雰囲気が味わえるところもある。

個人でやっているようなお店が大半なのでオリジナル商品もほとんどなく、セレクト品をメインに勝負している。

セレクトされているブランドもマニアックなものが多い。

梅田や難波では手に入らないブランドが数多くセレクトされているので、服好きの人ならぜひ服屋巡りのレパートリーに加えておきたい。

もしかしたら個人経営＝入りにくいというイメージがあるかもしれないが、接客は比較的イイところが多いから安心して欲しい。

周辺にはカフェやランチ・古着屋もたくさんあるため、服好きにとっては楽しめること間違いなしだ。丸1日服屋巡りしても回り切れない（本気でするなら3日はかかる）。

注意しないといけないのは、個人経営のところが多いため大半のお店に定休日があるということだ。

特に美容室が休みになる月曜日は閉まっているところがかなり多い（中崎町は美容室の街としても有名）。

お店によっては火・水・木あたりが休みなところもあるため、多くのショップを見たいなら金・土・日に行くようにしよう（私は平日に行くことが多いため、いつも結構苦労している）。

また試着室が1つしかないお店が大半なので、混みだすと試着の順番待ちになることもある。

このあたりも個人経営のお店ならではだと思う。

中崎町周辺のセレクトショップ

Silver and Gold

まずはココ。大阪を代表する地場のセレクトショップになる。

ネットショップが有名なので、お店には行ったことがないけど名前だけは知っているという人もいると思う。

南船場にもお店があり、取り扱いブランドも多少被ってはいるが、店の雰囲気が全然違う。中崎町はキレイめ、南船場はアメカジ色が強い。

アイテムはモノトーンベースなものが多く、柄物の展開はほとんどない。

オーラリーやテアトラなどの人気ブランドを中心に、長く使えるor使っていくうちに味が出る定番商品をたくさん揃えている。

またレザーブランドのモトに力を入れており、定番の短靴の他にも財布やキーケースなどの取り扱いもある。

rroomm（ルーム）

NU茶屋町から少し行ったところの建物の2階にある。この場所で10年以上やっているという比較的老舗な立ち位置。

以前はレディースが半分以上を占めていたのだが、レディースが移転してメンズのみになった。

セレクトはインポートからドメスティックブランドまでと幅が広く、店のテイストはミックスで基本的には何でもアリという感じ。

実は3.１フィリップリムを直営店以外で初めて入れたショップだったりもする。

伸びるブランドを選ぶ先見の明があり、フィンガリンやエンダースキーマはかなり初期から扱っていた。

特にエンダースキーマに関しては取扱数が多く、品揃えは関西随一だと思っている（西日本一かも）。

LEN

メンズノンノのスタイルを地で行くお店。コンセプトは「ちょっと大人でちょい子供」。今回紹介する中だと若いお客さんが多い印象だ。

セレクトショップの中で唯一コムデギャルソンオムドゥの取り扱いが認められているショップでもある（ギャルソンの取り扱いは本社チェックが入るので厳しい）。

モード系のブランドを多く扱っているが、そこまで変形デザインなものはなく、普段のファッションに取り入れやすい服が多い。

店員さんも若い人が多く、ゆったりとした接客で丁寧な感じ。店内も開放感があって入りやすい。

大阪で数少ないネオンサインの取扱店として有名だったのだが、20SSをもって終了してしまった。そこだけ注意してほしい。

raff

メイン通りの突き当りにある。白く塗られたサーフショップのような外観が目印。

反対に店内はアンティークな雰囲気がムンムンで、店作りのこだわりを感じさせる。

セレクトしているブランドも海外のものはほとんどなく、あるのは服好きしか知らないようなマニアックなブランドばかり。

その中でシンプルで使いやすいものをメインにセレクトしている。

スティルバイハンドを中心にトレンドに流されないものも多く、幅広い年齢層の人に対応していることも特徴だ。

JET PARK

大阪で有名なモード系セレクトショップの老舗。堀江→南船場と来て、中崎町に移転している（上で紹介したraffの2件隣り）。

以前の堀江店はモード系らしくモノトーンの広い店内なのに対して、中崎町店は古民家がベース。そこを改装して2階部分をお店にしている。

2階に上がる階段がかなり軋むため、ちょっとビックリする・・。外観からだとモード系のショップだとは分からないほどだ。

店面積が3分の1程になったため、ブランド数も減らしてある。アタッチメントやN.ハリウッドはなくなってしまった。ただ全体の感じとしてはまだまだ新潟のES（MBさんのいたところ）に似ている。

あとトレンドの影響もあってか、昔よりもカジュアルテイストの割合が増えている。

接客も以前のカッコつけた雰囲気からフレンドリーな感じに。初心者の人も入りやすくなった。

JIMS

中崎町で10年近く続いているお店。小さな路地の入口を少し入ったところにある。

ニューヨークというコンセプトの元に、アメリカで買い付けしたアイテムがメイン。

テイストやジャンルには囚われず、付き合いたいと思うブランドを仕入れているのだとか。

一部カットソーや靴下などは日本のブランドも置いていたりする（スピナーベイトやロトトなど）。

店内はサーフショップのような木のテイストを感じさせる空間で、そんなにニューヨーク感はしない(笑)。

実は堀江にもショップがあったのだが、集約させる意味で2店舗隣に引っ越してきている。

新しくできた店舗の方は一般的にイメージされるセレクトショップに近い感じ。ぜひ覗いてみて欲しい。

Rin

夫婦で経営しているアウトドアとミリタリーがコンセプトのお店。

元はヴィンテージショップだったのだが、海外での古着の買い付けが年齢的にキツくなってきたので、新品に切り替えたのだとか。

アメリカ買い付けが大半で、一部ネイタルデザインなどのドメやアウトドアブランドの子供服なんかも扱っている。

最大の特徴は日本で数少ないアークテリクスリーフの取り扱い店なところ。実際にこれを狙って県外から来る人も多いらしい。

場所がちょっと分かりにくいのだけど、上で紹介したJIMSのある狭い路地をさらに奥に進むとある。観葉植物に覆われた緑豊かな外観が目印。

反対に店内はヴィンテージショップの名残とお客さんから貰ったエアガンなどのミリタリーグッズが飾ってあるせいで、ちょっとカオスな雰囲気になっている(笑)。

Cannon Ball

神戸にあるNO NAMEからドレスヒッピーとアットダーティーをセレクトしているお店。

というかほぼこれのみで、NO NAMEのフランチャイズ店なんじゃないかと思うほどだ。

オーナーがドレスヒッピーのファンで、そこから取り扱いの話が始まったらしい。だからこそこれらのブランドの品揃えはピカイチ。

関西でもセレクトしているのはここくらいだし、実は関東にもほとんどないらしい。

店内はいかにもアメリカンヴィンテージという感じで、レトロなスピーカーからスウィングジャズが流れている。

実は中崎町にできて2年程と、まだ新しかったりする（堀江にもお店がある）。

オーナーのキャラクターがとにかくユニークで、フレンドリーな接客が魅力。

趣味がバイクとアメ車な人は話を振ってみよう。多分服よりもそっちで盛り上がるから。

ALuvous

中崎町にあるモード系のセレクトショップの中で一番突出しているお店。LENやJET PARKよりも攻めたアイテムが目立つ。

モノトーンベースだが変形デザインの服だったり、舞台衣装のように個性的な服など、人とは違ったファッションをしたいという人向け。

白で統一された店内は結構広く、商品数も少ないため開放的だ。ハイブランドの高級ショップに近いような雰囲気がある。

ブランドは大半がドメスティックブランドで、シーズンによっては海外ブランドが3割くらいになることも。このように取り扱いブランドは時期によって結構変わる。

パドローネを定番でセレクトしているのだけど、ちょっと変わったモデルが置いてあるところにショップの姿勢を感じる。

休みは不定休でかなりランダムなので、行く際は一度HPをチェックしてからにしよう。

502 Osaka

神戸で有名なセレクトショップ「ノマド」の大阪支店。一度店舗を移転している。

店舗名である502というのは以前の店舗がビルの502号室だったことから。それを移転してからもそのまま使っている（今は路面店）。

ただ移転したせいで、店舗面積がかなり小さくなってしまった。

ここの一押しと言えばやはり最近話題のパンツブランドであるニートだろう。

もともとはニートのデザイナーである西野大士さんがここ（神戸のノマドの方）のお客さんだったことから取り扱いが始まったのだとか。

あと平日の月〜木を定休で、営業しているのは金・土・日の14時〜20時になるので、そこだけ注意して欲しい。

WUNDER

中崎町駅のすぐ近くにあるドレスからカジュアルまで幅広くセレクトしているお店。

店内は無機質とアンティークさが合わさったような空間で、静かなクラシックが流れている。

時代に消費されないものという基準を大事にしており、オーナーの目線で品質だけでなくバックグラウンドにも共感できるブランドを、国内外問わすセレクトしている。

どちらかというとマイナーなブランドが多く、かなり服好き向けなお店だと言えるだろう。

日本にここだけしかないアイテムもあるなど、最近では他府県からのお客さんも多いらしい。

個人的にはザッツの品揃えが豊富なのが嬉しかったりする。

facyに特集記事があるので、興味のある人はどうぞ。

⇒「うちでしか買えないものを大事にしたい」大阪のWUNDERに聞く、今セレクトショップをオープンした理由とは？

CLOTHING SHOP SECOND

15年以上の歴史を持つ地場のセレクトショップ。中崎町駅から大きな道路を挟んだ建物の2階にある。

全国展開しているBセカンドとは違うので注意すること。私は初め勘違いしていた（両方とも以前はE-MAにあった）。

取り扱いブランドもスティルバイハンドのセレクトが豊富で、他もイールやロロなど、どちらかというとキレイめでミニマルなブランドが多い。

上で紹介したraffと結構被っているので、そういう雰囲気が好きな人はハマる可能性あり。

シューズブランドである凸＆凹のオーダーも可能だ。

変わったところだと北海道の木彫りの熊や宮古島の陶器なんかも置いてたりする。

VELISTA

最後にこのお店も紹介させて欲しい。場所は中崎駅から北に6分ほどなので、少し離れるが歩いていける距離になる。路地裏にあるのでオシャレさんの隠れ家的な存在。

小さな店内にはヤエカやオーラリー・グラフペーパーなど、今トレンドのクリーンな雰囲気のするブランドが揃う。

メンズだけでなく、同様のテイストでレディースも展開されているため、カップルで来店する人も多い。

またここのお店はネット通販が非常に使いやすい。

一般的に通販サイトの着用画像は2～5枚というところがほとんどだ。それがVELISTAの場合は20枚前後。

モデルさんの身長も170㎝なので、大体のサイズ感も把握しやすい。

事前にある程度目星をつけてから試着できるので、オンラインはチェックしておこう。

個人的にオススメなショップ

ここからは「色々あるのは分かったけど、全部回れないよ」って人に向けて、個人的にここだけは外せないっていうショップについて書いてく。

といっても普段私がよく行くというだけなのだが(笑)。

好きな系統が決まっている人はその系統だけで回ってみるのがオススメ。

私がよく行くのは以下の4ショップ。

Silver and Gold

rroomm

LEN

VELISTA

中崎町に行くときは大体この辺りを目的に行くことが多い。

それプラス気分によって他のショップを足す感じ。

4店舗なのでここに古着屋とカフェを足しても1日で回れると思う。

まとめ

以上、中崎町周辺のセレクトショップ13店舗について書いてきた。

いずれのショップも服好きにとっては試着したくなるようなブランドばかり。

中崎町はオシャレな人が多いので、街行く人を見ているだけでも勉強になる。

ここにいるだけで自分もオシャレになったような気がしないでもない(笑)。

街全体に古民家が多く写真映えするので、カメラを持っていくのもオススメだよ

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