前回は丸井系の特徴について書いてきました。
⇒脱オタの登竜門:丸井系とは。強引な接客と地雷率の多さは本当?
そこで今回は入ってるブランド自体にスポットを当ててみようと思います。

目次
お兄系ブランドというけれど・・
一言で丸井系=お兄系といってもその度合いは結構異なります。
MKミッシェルクランオム・ポールスミス・トルネードマートではそもそものテイストが全く異なりますからね。
ただ全体を一括りにしてみると大なり小なりお兄系のテイストが入っているものが多いというだけです。

丸井系ブランドをザックリ解説
タケオキクチ

http://zozo.jp/
古くからある日本の有名なドメスティックブランド。
ブリティッシュトラッドを基本としたテーラードスタイルを提案しています。
全国の丸井に入っていることから丸井系に含まれますが、お兄系要素は少ないです。真面目なブランド。
丸井と他の百貨店で価格帯を変えており、丸井は安めのものを他の百貨店では価格の高い物を揃えています。
TKタケオキクチ

http://zozo.jp/
タケオキクチのセカンドライン。
こちらはテーラードスタイルは控えめにカジュアルなアイテムが揃っています。それでも一押しはジャケットだったりするのですが。
トレンドを適宜取り入れていくスタイルで、クリーンな着こなしが楽しめます。
価格もかなり安いため(レイジブルーよりは少し高め)、ここだけは大学生の脱オタにオススメ。
ミッシェルクランオム

http://zozo.jp/
イトキンが展開しているライセンスブランド。
タケオキクチと同様にドレススタイルを基本としています。
元はフランスのブランドですが、フレンチテイストはどこにもなく、ところどころにお兄系の香りがする感じ。
正直なところ価格帯もそれなりにするので、この価格なら他のブランドに行った方が・・。
MKミッシェルクランオム

http://zozo.jp/
ミッシェルクランオムのセカンドライン。丸井系初心者の代表的なブランドでもあります。
年齢層は20歳から25歳くらいまで、それ以上は若くなりすぎるので止めておいた方が無難です。サイズ感はタイト目。
テイストは普通のカジュアルです。そこにお兄系のエッセンスをいくらか足した感じになります。カットソーやパンツはお兄系のアイテムが多めです。
レディースの方が有名ですね。レディースは縫製が丁寧だったりします。
コムサメン

http://voi.0101.co.jp/
丸井といえばコムサ。ドラマ版の電車男で主人公が脱オタしたところでも有名ですね。以前はコムサデモードメンという名前でした。
コムデギャルソンの名前に似せていることもあってか、服好きの人達からはかなり嫌われているブランドになります。
コムサ=脱オタで語られることが多いですが、テイスト自体はモノトーンを基調としたモードブランドです。細身でスラっとした人ならかなりカッコよく着こなせるでしょう。
問題は値段の高さ。セレクトショップのセレクト品が買える価格帯です。質も値段に釣り合ったものだとはとても・・。
またこのブランドを展開する会社は軍隊気質で有名です。接客がとにかくしつこいのでそこも問題。
コムサコミューン

http://zozo.jp/
コムサメンのセカンドライン。こちらはいかにも丸井系という価格帯です(コムサメンは高すぎ)。
テイストはブリティッシュトラッド。イギリスの学生さんをイメージしたようなアイテムが多いです。
アーガイル柄のニットをトレンド関係なく毎期リリースしているのはこことフレッドペリーくらいではないでしょうか。
コムサメンと同じで接客はかなりしつこいです。
ニコルクラブフォーメン

http://zozo.jp/
いかにも丸井系という感じのカジュアルブランド。ムッシュニコルのセカンドラインになります。
テイストはドが付くくらいのカジュアル。国で言うとアメカジになるのかな。
ここのポイントは一言で言うと過装飾。これでもかというくらいに普通と違うところをアピールしてきます。
ただほとんどが小手先のテクニックでしかなく、ファッション初心者を騙すためのものであって、決してオシャレではありません(要は地雷)。
ネットでモテスタイルを提案しているメンズスタイルと雰囲気が似ています。
トルネードマート

http://zozo.jp/
丸井系で最強のブランド。色んな意味で最強です。
テイストはお兄系を超えたヴィジュアル系やホスト系。とにかく悪趣味でド派手なアイテムが揃います。
シンプルなアイテムが揃うゼロbyトルネードマートというラインもあるにはあるのですが、例え世の中がノームコアになろうともこの路線を変更しない強気な姿勢はすごいと思います。
定番アイテムは柄ジャケット、柄シャツ、ベルボトム、トンガリ靴など。
独自の世界観が強すぎるので全くオススメはしないのですが、雰囲気はすごく出るブランドです。
ただし接客はゴミレベル。私もひどい目に遭わされたことがあります。ネットで「トルネードマート 接客」で検索すると色々出てきますよ(;´∀`)。
⇒丸井系の接客がひどすぎる件。個人的にイラッとしたクレーム集
シュリセル

http://zozo.jp/
ここもトルネードマートと同じくホスト系。
ただし柄物は少ないため、幾分かシンプルな印象です。ホスト系で有名な109-2系のブランドと比べても控えめではあります。
シュリセルの特徴はとにかくタイトなこと。痩せていないと本当に入りません。
標準体型の人だとLサイズになると思います。私も以前はSサイズが入ったのですが、今やLでもキツいかもです(;´∀`)。
ブラックレーベルクレストブリッジ

http://zozo.jp/
元バーバリーブラックレーベルです。
丸井系の要素はあまり無いのですが、丸井に入っていることとライセンスブランドであることから丸井系に含まれて言われることが多いです。
バーバリーの名前が使えなくなった影響は絶大。あれだけ賑わっていた店内に閑古鳥が鳴いています。
しかも名前が使えないにも関わらずまだライセンス契約しているというから驚きです。
その代わりとしてミハラヤスヒロ氏をディレクターに迎えましたが、ミハラ要素もゼロで、現状ミハラさんのお小遣い稼ぎになっているという状態です。
悪く言われることが多いブランドですが、テイストはモードとトラッドをうまくミックスした感じになります。
個人的にはバーバリーのマークが要らなかったので扱いやすくなった気がします。
ポールスミス

http://zozo.jp/
ここもブラックレーベルと同じく、ライセンスブランドであることから丸井系に含まれます。
大学生に認知度が高く、そこまで服に興味が無い人でも知っているブランドになります。その意味で服好きの人達はとにかく避けている印象。
本来はジャケットで20万くらいするハイブランドなんですけどね。
イギリスのブランドなのでテイストはブリティッシュトラッド。そこにいかにもポールスミスと言わんばかりの柄が入ります。
ライセンスブランドですが、本国のテイストをしっかり守っているところは評価できるのではないでしょうか。
メンズビギ

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デザイナーは菊池武夫(戻ってきました)。
ジャケットを中心としたトラッドなブランドですが、対象年齢は若いです。
この若いというところが曲者で、細身のアイテムが多いということではなく、デザインが若いという意味です(お兄系が入ってしまっている)。
そのため丸井系で本来のトラッドがしたいのであれば、メンズビギよりもタケオキクチの方をオススメします。
カスタムカルチャー

http://zozo.jp/
丸井系の漆黒ブランドといえばここ。
ネットの記事ではナンバーナインのパクリと言われていますが、個人的にはギャルソンの影響を強く受けていると思います(ブランド定番のポリエステルジャケットとかは特に)。
モノトーンなのでシンプルに見えますが、癖が強いので決してオススメはできません。
あとここの店員は経験上チャラいのが多くて苦手です(;´∀`)。
291295オム

http://zozo.jp/
上のカスタムカルチャーと同じ会社が運営しているブランド。2つを一緒に扱っている店舗もあります。
ブランドの由来は95年12月29日にスタートさせたことから。
カスタムカルチャーに比べてカジュアル色が強く、ストリートの要素も含んでいます。
地雷もそれなりにありますが、見極めることができるようになればオシャレなアイテムをゲットできるかも。
(おまけ)PPFM

http://voi.0101.co.jp/
最後に今はなきPPFMについて書いておきます。
コムサと同じファイブフォックスが運営していました。
ネットでは「PPFM 神の服」ととにかく崇められているブランド(ディスられてる)。
PPFMの服を着たら1時間で3人から告られたなど武勇伝が絶えないブランドです。
しかしながらデザインはパンクロックのテイストが強く、全く持って初心者向きではありませんでした。
面白いデザインが多かったので(ネタ的に)無くなってしまったのが残念なブランドです。
まとめ
以上、代表的な15ブランドについて書いてきました。
もっとディスろうかと思っていたのですが、好きな人もいるかもなので止めときます(笑)。
この中で私が買ったことがあるのはMKミッシェルクランオム・シュリセル・291295オム・PPFMです。
完全に黒歴史になっていますが、良い経験になったと考えるようにしています。
もし私が今、丸井系ブランドで買い物をするのであれば、間違いなくTKタケオキクチに行きます。
上位ラインのタケオキクチもそうですが、ここだけは普通にオススメできます。
それ以外は止めておくのが吉です。

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