ブラックレーベルクレストブリッジ、及び三陽商会について思うこと

バーバリーブラックレーベルと言えばメンズで大人気のブランドでした。

国内人気もそうですが、中国からの観光客が大挙して押し寄せていたのが記憶に残っています。

ですが今はブラックレーベルクレストブリッジという名前に変わっています。

そしてこれがあまり売れていない模様。あれだけ賑わっていた店内に閑古鳥が鳴いています。

特に新たな施策も打ち出していないようですし、結構ヤバめじゃないかと・・。

バーバリーショックって言うらしいですね

バーバリーとのライセンス契約終了で大ダメージ

名前が変わった理由は2015年にバーバリーが一方的にライセンス契約を終了させたからです(直営店事業を行うため)。

つまり後は自分たちでやるからもうバーバリーを名乗るなってことです。

ライセンス契約の一番怖いところが出てしまいました。

過去日本でも一方的にライセンスを切られた例はいくつか存在します。カネボウのディオール、デザイントのアディダスなんかがそうですね。

この場合打ち切られた企業はライセンスの売り上げの比重が大きいほど苦境に陥ります。

バーバリーのベルトをライセンス生産していた根岸商会は倒産しました。

これはブラックレーベルを運営する三陽商会も例外ではありません。

2016年度は3億円の黒字予想のはずが95億円の赤字に。2割の人員削減、アレグリなどの複数ブランドの廃止を行っています。

ミハラ要素無し

バーバリーブラックレーベルは名前をブラックレーベルクレストブリッジに一新し、再スタートを切ります。

アイコンはバーバリーに似たクレストブリッジチェック。

そしてミハラヤスヒロをクリエイティブディレクターに迎えます。

ミハラさんが監修するということで、どんな感じになるのか期待した人も多かったと思います。

ですが蓋を開けてみるとチェックの幅が違っていたり、色が少し変わっているぐらいのアレンジ。

期待したミハラ要素はどこにもありませんでした。

また1stシーズンこそ、ミハラさん監修のアイテムはそれなりにありましたが、年々減っていっています。

現状ただのお小遣い稼ぎではないかと(;´∀`)。

マッキントッシュで挽回できると思った見通しの甘さ

バーバリーのライセンスが切れるに当たって、三陽商会も何も手を打ってこなかったわけではありません。

マッキントッシュと新たにライセンス契約を結んでいます。

実はマッキントッシュの経営権は日本の八木通商が握っています。つまり今度は外国の企業みたいに一方的に切られる心配もありません。

ですが・・バーバリーを失った損失の補填はできていないのが現状です。

正確な数字は非公開なのですが、バーバリー関連で売上げの半分は占めていたと言われています。

これを知名度が圧倒的に劣るマッキントッシュで挽回しようというのがそもそも無理。

そしてマッキントッシュはずっと前からセレクトショップを通して日本に入ってきています。

マッキントッシュのファンからすると偽物のように感じてしまい買う理由がありません。

なぜここまでライセンスにこだわるのか分からない

正直なところ、なぜここまでライセンス事業に固執するのかが分かりません。

マッキントッシュ以外にも新たにライセンス契約を結んでいますし、実はクレストブリッジになってからもバーバリーと別の契約をしています。

店員さんが言うには一度デザインをバーバリー側に渡してチェックしてもらっているみたいですね。

この契約は2018年の6月で切れる予定でしたが、2019年以降も継続する方向です。

バーバリーの名前が使えないのになぜにと思ってしまいます。その分の価格を下げて顧客に還元するべきではないでしょうか。

三陽商会にはラブレスやギルドプライムのようにオシャレな自社ブランドを作る力があります。

どうしてその方向で行かないのか疑問でしかありません。

ついにセールを始めた

バーバリーブラックレーベルはセールをしないことで有名でした。

そしてクレストブリッジになってからも定価販売を継続していました。

それが2018年からついにセールが解禁となったのです。

まだ30%OFFだけですが、よっぽど売れ残っていたのだと思われます。これ以上値下げする時が来たら、その時は相当な状況だと判断して良さそうです。

そろそろ百貨店から追い出されそう

三陽商会という会社は歴史が古いので、当然百貨店との付き合いも長いです。

特にバーバリーブラックレーベルは売上げが大きかったので、エスカレーター前などの一等地を確保していました。

百貨店も今でこそインバウンド需要で売上げが回復していますが、2019年以降景気が悪くなるという予測もあります。

そうなった時にお金にならないブランドを置いておく余裕はありません。

百貨店から追い出されるまではいかなくても、売り場変更くらいはありそうです。

まとめ

以上、ブラックレーベルクレストブリッジ、及び三陽商会について思うことについて書いてきました。

恐ろしいもので観光客の姿を見ることがなくなりました。やっぱりブランドの力ってスゴイんですね。

個人的にはバーバリーアピールが嫌いだったので、それが無くなって使いやすくなった気がします(買おうとは思わないけど)。

切られた原因が直営店事業とのことでしたが、好き勝手やりすぎたデザインも一因なのではないでしょうか。

レディースのブルーレーベルは可愛いと思います
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